132
運転するときに
2-1. 運転のしかた
運転にあたって ..................... 134
エンジン(イグニッション)
スイッチ
(スマートエントリー&スタート
システム装着車)................. 144
エンジン(イグニッション)
スイッチ
(スマートエントリー&スタート
システム非装着車)............. 151
オートマチック
トランスミッション........... 154
方向指示レバー ..................... 159
パーキングブレーキ.............. 160
ホーン(警音器)................... 161
2-3. ランプのつけ方・
ワイパーの使い方
ランプスイッチ...................... 174
フロントフォグランプ
スイッチ............................... 178
ワイパー & ウォッシャー
(フロント)........................... 179
ワイパー & ウォッシャー
(リヤ)................................... 182
2-4. その他の走行装置の使い方
4WD オートモード.............. 184
クルーズコントロール .......... 185
運転を補助する装置.............. 189
2-2. メーターの見方
2-5. さまざまな状況での運転
計器類..................................... 162
表示灯/警告灯 ..................... 167
ドライブモニター ................. 171
荷物を積むときの注意 .......... 194
寒冷時の運転.......................... 196
133
2-1. 運転のしかた 運転にあたって
安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。
■ エンジンをかける((cid:111)P. 145, 151)
■ 発進する
手順 1
ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする ((cid:111)P. 154) パーキングブレーキを解除する((cid:111)P. 160) ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっ くり踏み発進する
手順 2
手順 3
■ 停車する
手順 1
手順 2
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む 必要に応じて、パーキングブレーキをかける 長時間停車する場合は、シフトレバーをPまたはNにします。((cid:111)P. 154)
■ 駐車する
手順 1
シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む シフトレバーを P にする((cid:111)P. 154) 坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止めを使用してくださ い。 パーキングブレーキをかける((cid:111)P. 160) エンジンを停止する
手順 2
手順 3
手順 4
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にします。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチを“ LOCK ”にします。
手順 5
キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する
134
2-1. 運転のしかた
上り坂の発進のしかた
手順 1
手順 2
手順 3
ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりか け、シフトレバーを D にする アクセルペダルをゆっくり踏む 車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発 進する
知識
■雨の日の運転について
●雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなっ
たりするので、慎重に走行してください。
●雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。 ●雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンド ルやブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてく ださい。
■走行中のエンジン回転数について
以下の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行 状況にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行 うためで、急加速を示すものではありません。 ●車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき ●アクセルペダルを離したとき ●スポーツモード選択時にブレーキペダルを踏んだとき
■運転標識の取り付け
磁石式の初心者運転標識や高齢者運転標識などを、樹脂バンパーやアルミボ デー部に取り付けることはできません。
運 転 す る と き に
135
2-1. 運転のしかた
■環境に配慮した運転をするには
環境に配慮した運転をしているとき、エコドライブインジケーターランプが点 灯します。必要以上にアクセルペダルを踏んだときや停車中は消灯します。 次の場合、エコドライブインジケーターランプは作動しません。 ●シフトポジションが D 以外のとき (パドルシフト装着車は、パドルシフト使用時) ●走行モードが通常走行モードまたはエコドライブモード以外のとき ●車速が約 100km/h 以上のとき
アナログメーター
オプティトロンメーター
136
2-1. 運転のしかた
運 転 す る と き に
警告
■発進するときは
ブレーキペダルをしっかり踏み込んだまま、シフトレバーを操作してください。 クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。
■運転するときは
●踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を把握しな
い状態で運転しないでください。 ・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ ぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。
・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな
ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。
・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク
セルペダルが確実に踏めるようにしてください。
・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急
時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ い。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれ があり危険です。
●シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R
に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。 エンジンが停止し、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったり して、思わぬ事故や故障の原因になるおそれがあります。
●車内で排気ガス臭に気づいたら、ドアガラスを開け、バックドアが閉まってい ることを確認してください。多量の排気ガスが眠気を招き事故の原因になるほ か、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。すみやかにトヨタ販 売店で点検整備を受けてください。
●車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。
137
2-1. 運転のしかた
警告
●車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。
トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。
●車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入
れないでください。 トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。
●走行中にシフトレバーをNにすると、トランスミッションとエンジンの動力伝
達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。
●通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン
を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助が無くな
り、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみ
やかに道路脇に停車してください。
なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 357
を参照してください。
●急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。 フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキがオーバーヒートして正常 に機能しなくなります。((cid:111)P. 154)
●坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、ブ
レーキペダルやパーキングブレーキを使用してください。
●走行中はハンドル、シート、ドアミラー、インナーミラーの調整をしないでく
ださい。 運転を誤り、思わぬ事故の原因となって重大な傷害や死亡のおそれがあり危険 です。
●重大な傷害や死亡のおそれがあるので、すべての同乗者が頭や手、その他の体
の一部を車から出さないようにしてください。
●オフロード走行をしないでください。
やむを得ずオフロードを走行するときは、慎重に運転してください。
138
2-1. 運転のしかた
運 転 す る と き に
警告
●渡河などの水中走行はしないでください。
電装品のショートやエンジンの破損など、重大な車両故障の原因になるおそれ があります。
●シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。
急ブレーキ時や、旋回時などに荷物が飛び出したりして乗員にあたったり、荷 物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事故につながるおそれが あり危険です。
■ すべりやすい路面を運転するときは
●急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな
くなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。
●急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の 変化は、車が横すべりするなどして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険 です。
●水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを 確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故につ ながるおそれがあり危険です。
■ シフトレバーを操作するときは
アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。 シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進し、思わぬ事故につな がるおそれがあり危険です。
■継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したときは
できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ローターの損傷につながる場 合があります。 パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗 の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお それがあります。
139
2-1. 運転のしかた
警告
■停車するときは
●空ぶかしをしないでください。
シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな がるおそれがあり危険です。
●長時間エンジンをかけたままにしないでください。どうしても必要な場合は、 開かれた場所に車を停め、排気ガスが車内に入ってこないことを確認してくだ さい。
●車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回転中は常にブレーキペダ
ルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。
●坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常に ブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。 ●停車中に空ぶかしをしないでください。排気管が過熱し、可燃物が近くにある
と火災につながるおそれがあり危険です。
■駐車するときは
●炎天下では、メガネ、スプレー缶や炭酸飲料の缶などを車内に放置しないでく ださい。放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険で す。 ・ スプレー缶からガスがもれたり、出火する ・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ
を起こす
・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に
なる
●ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターを車内に落とし たままにしておくと、荷物を押し込んだりシートを動かしたときにライターの 操作部が誤作動し、火災につながるおそれがあり危険です。
●ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ い。吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険 です。
140
2-1. 運転のしかた
運 転 す る と き に
警告
●シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反 射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。
●車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にし
てエンジンを停止し施錠してください。 エンジンがかかっているあいだは、車から離れないでください。 ●エンジン回転中または停止直後は排気管にふれないでください。
やけどをするおそれがあります。
●降雪時や雪が積もった場所では、エンジンをかけたままにしないでください。 まわりに積もった雪で排気ガスが滞留して車内に入り、重大な健康障害や死亡 に至るおそれがあり危険です。
■排気ガスについて
排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素 (CO) が含まれているため、排気ガ スを吸い込むと重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。 ●排気が悪い場所ではエンジンを停止してください。
特に車庫内など囲まれた場所では排気ガスが充満し、重大な健康障害や死亡に 至るおそれがあり危険です。
●排気管はときどき点検してください。排気管の腐食などによる穴や亀裂、およ び継ぎ手部の損傷、また、排気音の異常などに気づいた場合は必ずトヨタ販売 店で点検整備を受けてください。そのまま使用すると排気ガスが車内に侵入 し、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。
■仮眠するときは
必ずエンジンを停止してください。 エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にシフトレバーを動かしたり、アク セルペダルを踏み込んだりして、事故やエンジンの異常過熱による火災が発生 するおそれがあります。さらに、風通しの悪い場所に停めると、排気ガスが車 内に侵入し、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。
141
2-1. 運転のしかた
警告
■ ブレーキをかけるときは
●万一エンジンの停止などによりブレーキ倍力装置が機能しないときは、他の車 に近付いたりしないでください。また、下り坂や急カーブを避けてください。 この場合ブレーキは作動しますが、通常よりも強く踏む必要があります。また 制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けてください。
●万一エンジンが停止したときは、ブレーキペダルをくり返し踏まないでくださ い。ペダルを踏むたびに、ブレーキのアシスト力の蓄えを使い切ってしまいま す。
●ブレーキシステムは2つの独立したシステムで構成されており、一方の油圧シ ステムが故障しても、もう一方は作動します。この場合、ブレーキペダルを通 常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修 理を受けてください。
■万一脱輪したときは(4WD 車)
いずれかのタイヤが宙に浮いているときは、むやみに空転させないでください。 駆動系部品の損傷や車両の飛び出しによる思わぬ事故につながるおそれがあり ます。
注意
■運転中は
●運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、駆動力を抑制する場合がありま す。
●坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー
キペダルを同時に踏んだりしないでください。
■駐車するときは
必ずシフトレバーを P にしてください。P にしておかないと、車が動き出した り、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。
142
2-1. 運転のしかた
注意
■部品の損傷を防ぐために
●パワーステアリングモーターの損傷を防ぐため、ハンドルをいっぱいにまわし
た状態を長く続けないでください。
●ディスクホイールなどの損傷を防ぐため、段差などを通過するときは、できる
だけゆっくり走行してください。
■走行中にタイヤがパンクしたら
次のようなときはタイヤのパンクや損傷が考えられます。ハンドルをしっかり 持って徐々にブレーキをかけ、スピードを落としてください。 ●ハンドルがとられる ●異常な振動がある ●車両が異常に傾く タイヤがパンクした場合の対処法は、P. 314、または P. 326 をご覧ください。
■冠水路走行に関する注意
大雨などで冠水した道路では、次のような重大な損傷を与えるおそれがあるた め、走行しないでください。 ●エンストする ●電装品がショートする ●水を吸い込んでのエンジン破損 万一、冠水した道路を走行し、水中に浸かってしまったときは必ずトヨタ販売 店で次の点検をしてください。 ●ブレーキの効き具合 ●エンジン、トランスミッション、トランスファー(4WD 車)、ディファレン
シャルなどのオイルやフルードの量および質の変化
●プロペラシャフト(4WD 車)、各ベアリング、各ジョイント部などの潤滑不良
運 転 す る と き に
143
2-1. 運転のしかた エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
電子キーを携帯して次の操作を行うことで、エンジンの始動または “ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードを切りかえること ができます。 ■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモード切りかえ ブレーキペダルを踏まずに“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ を押すと、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードを切り かえることができます。(スイッチを押すごとに“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードが切りかわります)
OFF 非常点滅灯が使用できます。
シフトレバーが P 以外のときは OFF になりません。 アクセサリーモード アクセサリーソケットなどの電装 品が使用できます。
スイッチ上のインジケーターが橙 色に点灯します。 イグニッション ON モード すべての電装品が使用できます。
スイッチ上のインジケーターが橙 色に点灯します。
144
2-1. 運転のしかた
■ エンジンのかけ方
手順 1
手順 2
手順 3
手順 4
パーキングブレーキがかかっていることを確認する シフトレバーが P の位置にあることを確認する ブレーキペダルをしっかり踏む スイッチ上のインジケーターが緑色に点灯します。 緑色に点灯していないとエンジンは始動しません。 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを押す 完全にエンジンが始動するまでブレーキペダルを踏み続けてください。 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチのどのモードからでもエンジン を始動できます。
手順 3
手順 2
■ エンジン停止のしかた
車両を停止させる
手順 1
シフトレバーを P の位置にする((cid:111)P. 154)
パーキングブレーキをかける((cid:111)P. 160)
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを押す
ブレーキペダルから足を離した状態にして“ エンジン スター
ト ストップ ”スイッチのインジケーターが消灯していること
を確認する
手順 4
手順 5
運 転 す る と き に
145
2-1. 運転のしかた
シフトレバーが P の位置以外でエンジンを停止したときは シフトレバーが P の位置以外でエンジンを停止させた場合、エンジンは 停止しますが、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチのモードは OFF になりません。次の手順で OFF にしてください。
手順 1
手順 2
手順 3
手順 4
パーキングブレーキがかかっていることを確認する シフトレバーを P の位置にする((cid:111)P. 154) “ エンジン スタート ストップ ”スイッチのインジケーターが橙 色に点灯していることを確認し、“ エンジン スタート ストップ ” スイッチを 1 回押す “ エンジン スタート ストップ ”スイッチのインジケーターが消 灯していることを確認する
146
2-1. 運転のしかた
運 転 す る と き に
知識
■ ステアリングロックについて “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にしたあとにドアを開閉する と、ステアリングロック機能によりハンドルが固定されます。“ エンジン スター ト ストップ ”スイッチを操作すると、ステアリングロックは自動で解除されま す。
■ ステアリングロックを解除するには
ステアリングを左右に動かしながら、“ エン ジン スタート ストップ ”スイッチを押し てください。 ステアリングロックが解除されていないと きは、“ エンジン スタート ストップ ”ス イッチのインジケーターが緑色に点滅しま す。
■ ステアリングロックモーターのオーバーヒート防止について
短時間にエンジン始動・停止をくり返すと、モーターのオーバーヒート防止の ために作動を制限することがあります。その場合は操作を控えてください。 10 秒程度でもとの状態にもどります。
■ エンジンが始動しないときは
イモビライザーシステムが解除されていない可能性があります。((cid:111)P. 102) トヨタ販売店へご連絡ください。
■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ上のインジケーターが橙色に点滅した
ときは システムに異常があるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受け てください。
■自動電源 OFF 機能
シフトレバーが P にあるとき 20 分以上アクセサリーモードにしたままにして おくと“ エンジン スタート ストップ ”スイッチが自動的に OFF になります。
147
2-1. 運転のしかた
■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの操作について “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを操作するときは、短く確実に押して ください。確実に押せていない場合は、モードの切りかえやエンジン始動がで きない場合があります。また、確実に操作すれば押し続ける必要はありません。
■ クランキングホールド機能について
エンジン始動操作をしてすぐに手を離すと、エンジンが始動するまでスター ターの回転を最大約 30 秒間保持します。 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを押したままでも、スターターの回転 は最大で約 30 秒間です。約 30 秒経過してもエンジンが始動しない場合は、ス ターターの回転を停止します。その場合は、もう一度エンジンの始動操作をし てください。
■電子キーが正常に働かないときは
(cid:111)P. 345
■電子キーの電池の消耗について
(cid:111)P. 30
■電子キーの電池が切れたときは
(cid:111)P. 287
■ スマートエントリー&スタートシステムが正常に働かないおそれのある状況
(cid:111)P. 37
■ ご留意いただきたいこと
(cid:111)P. 31
148
2-1. 運転のしかた
警告
■ エンジンを始動するときは
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死 亡につながるおそれがあります。
■走行中の警告
エンストなどで車両滑走状態になったときは、車両が安全な状態で停止するま でドアを開けたり、ロック状態にしたりしないでください。ステアリングロッ ク機能が作動し、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合 死亡につながるおそれがあります。
■緊急時のエンジン停止方法
走行中にエンジンを緊急停止したい場合には、“ エンジン スタート ストップ ” スイッチを 2 秒以上押し続けるか、素早く 3 回以上連続で押してください。 ((cid:111)P. 357) ただし、緊急時以外は走行中に“ エンジン スタート ストップ ”スイッチにふ れないでください。走行中にエンジンを停止してもハンドルやブレーキの操作 は可能ですが、操作力補助が無くなり、ハンドルとブレーキの操作が困難にな ります。安全を確認した上で、すみやかに道路脇に停車してください。
運 転 す る と き に
149
2-1. 運転のしかた
注意
■ バッテリーあがりを防止するために
エンジンがかかっていないときは、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを アクセサリーモードまたはイグニッション ON モードにしたまま長時間放置し ないでください。
■ エンジンを始動するとき
●エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。 ●もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの操作について “ エンジン スタート ストップ ”スイッチ操作時に引っかかりなどの違和感がある ときは、故障のおそれがあります。すみやかにトヨタ販売店にご連絡ください。
150
2-1. 運転のしかた エンジン(イグニッション)スイッチ(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
■ エンジン スイッチの位置
“ LOCK ” (OFF) ・ ステアリングロックがかかりま す。 ・ シフトレバーの位置が P のとき、 キーを抜き挿しすることができま す。
“ ACC ” アクセサリーソケットなどの電装 品が使用できます。 “ ON ” すべての電装品が使用できます。 “ START ” エンジンが始動できます。
運 転 す る と き に
■ エンジンのかけ方
手順 1
パーキングブレーキがかかっていることを確認する シフトレバーが P の位置にあることを確認する ブレーキペダルをしっかり踏む エンジン スイッチを“ START ”の位置にまわす
手順 2
手順 3
手順 4
151
2-1. 運転のしかた
知識
■ キーを“ ACC ”から“ LOCK ”にまわすには
手順 1
手順 2
シフトレバーが P の位置にあるこ とを確認する キーを押し込みながら“LOCK”ま でまわす
■ ステアリングロックを解除するには
ステアリングを左右に動かしながら、キー をまわしてください。
■ エンジンが始動しないときは
(cid:111)P. 341
■ キー抜き忘れ警告ブザー
キーが挿してあり、エンジン スイッチが“ ACC ” または“ LOCK ” のとき、 運転席ドアを開けると警告音が鳴ります。
152
2-1. 運転のしかた
警告
■ エンジンを始動するときは
必ず運転席に座って行ってください。このとき決してアクセルペダルは踏まな いでください。思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死 亡につながるおそれがあります。
注意
■ バッテリーあがりを防止するために
エンジンがかかっていないときは、エンジンスイッチを“ ACC ” または“ ON ” にしたまま長時間放置しないでください。
■ エンジンを始動するとき
●一度に 30 秒以上スターターをまわさないでください。 ●エンジンが冷えた状態で空ぶかししないでください。 ●もしエンジンが始動しにくかったり、ひんぱんにエンストする場合は、ただち
にトヨタ販売店で点検を受けてください。
運 転 す る と き に
153
2-1. 運転のしかた オートマチックトランスミッション
状況に応じてシフトポジションをお選びください。 ■ シフトレバーの動かし方
スマートエントリー&スタートシステム装着車
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッション ON モー ドのとき、ブレーキペダルを踏んだまま操作します。
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
エンジン スイッチが“ ON ”のとき、ブレーキペダルを踏んだまま操 作します。
■ シフトポジションの使用目的
シフトポジション
目的および状態
駐車またはエンジン始動
後退
動力が伝わらない状態
通常走行※
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行
( → P. 156)
※ 燃費向上や騒音の低減のために、通常は D ポジションを使用してください。
154
2-1. 運転のしかた
■ 走行モードの選択
走行使用条件にあわせて次のモードを選択できます。 スポーツモード装着車の場合、通常はスポーツモードが OFF の状 態(メーター内の SPORT モード表示灯が消灯している状態)で 使用します。燃費性能など、経済性を重視した走行ができます。
運 転 す る と き に
スポーツモード*
CVTスポーツモード装着車 カーブの多い山道や高速で走行 するときに適しています。ス イッチを押すと、メーター内の SPORT モード表示灯が点灯し ます。 ダイナミックスポーツモード 装着車 CVT(トランスミッション)、 TRC(トラクションコントロー ル)、EPS(電動パワーステア リング)が連動し作動します。 カーブの多い山道などでスポー ティーな走行をするときに適し ています。スイッチを押すと、 メーター内のSPORTモード表 示灯が点灯します。 エコドライブモード エアコンの作動を抑え、燃費を向 上させる走行に適しています。ス イッチを押すと、メーター内の ECO MODE表示灯が点灯します。
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
155
2-1. 運転のしかた
7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモードでの変速段切りかえ シフトレバーを M の位置にして、シフトレバーまたはシフトパドルを操 作します。
シフトレバー
シフトパドル*
シフトアップ シフトダウン シフトレバーを操作するごとに 1 段 ずつ変速します。
1 〜 7 のあいだで選択されている変 速段がメーターに表示されます。
シフトアップ シフトダウン シフトパドルを操作するごとに 1 段 ずつ変速します。 1 〜 7 のあいだで選択されている変 速段がメーターに表示されます。
156
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
2-1. 運転のしかた
知識
■7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックに関する自動変速について
・ エンジン回転数が上がりすぎないように自動的に1段シフトアップされま
す。
・ エンジン回転数が下がりすぎないように自動的に1段シフトダウンされま
す。
■ シフトダウン制限警告ブザー (7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード走行時) 安全や走行性能を確保するため、シフト操作には制限があり、シフトレバーを 操作してもシフトできない場合があります。シフト操作によるシフトダウンが 行われない場合は警告ブザーが鳴ります。
■ リバース警告ブザー
シフトレバーを R に入れるとブザーが鳴り、R にあることを運転者に知らせま す。
運 転 す る と き に
■ シフトレバーを P からシフトできないときは
(cid:111)P. 343
■ クルーズコントロールを使って走行しているとき*
シフトレバーを D から M にシフトしてもエンジンブレーキは効きません。 エンジンブレーキを目的に 7 速スポーツシーケンシャルシフトマチックモード 走行中で M6 または M5、M4 へシフトダウンしてもクルーズコントロールが 解除されないためエンジンブレーキは効きません。
■ シフトレバーをM にしても、シフトポジション・シフトレンジ表示灯の M が点灯
しないときは システム異常のおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくだ さい。この場合、シフトレバーを D にしているときと同じ制御になります。
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
157
2-1. 運転のしかた
■ M ポジションで走行中に停車したときは
・ 停車すると自動的に M1 にシフトダウンされます。 ・ 停止後走行するときは M1 からの発進となります。 ・ 停止後は M1 に固定されます。
■一時的なスポーツシーケンシャルシフトマチックモードについて
シフトレバーを D の位置で走行中、シフト パドルを操作することにより任意の変速段 を選択することができます。この場合、シ フトポジション・シフトレンジ表示灯に D が点灯し、変速段が表示されます。 一時的なスポーツシーケンシャルシフトマ チックモードは次の状態になると解除され ます。
●同一変速段で、アクセルペダルを一定時間以上踏み続けたとき ●アクセルペダルを大きく踏み込んだとき ●シフトパドルのシフトアップ側を一定時間以上押し続けたとき ●車両停止状態のとき ■G AI-SHIFT について
●G AI-SHIFT は、運転者の運転操作と走行状況により、自動的に適切な変速
比・ギヤ段切りかえを行います。
●G AI-SHIFT は、シフトレバーを D にしているときに自動的に作動します。シ
フトレバーを M にすると、機能が解除されます。
警告
■ すべりやすい路面では
急なアクセル操作や、シフト操作を行わないでください。エンジンブレーキ力 の急激な変化が、横すべりやスピンの原因になりますので注意してください。
158
2-1. 運転のしかた 方向指示レバー
左折 右折 左側へ車線変更 (レバーを途中で保持) レバーを離すまで左側方向指示灯 が点滅します。 右側へ車線変更 (レバーを途中で保持) レバーを離すまで右側方向指示灯 が点滅します。
運 転 す る と き に
知識
■作動条件
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッションONモードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”のとき ■表示灯の点滅が異常に速くなったときは
方向指示灯の電球が切れていないか確認してください。
159
2-1. 運転のしかた パーキングブレーキ
パーキングブレーキがかかる 右足でブレーキペダルを踏みなが ら、左足でパーキングブレーキレ バーをいっぱいまで踏み込みま す。 パーキングブレーキが解除さ れる パーキングブレーキがかかってい る状態で、再度パーキングブレー キを踏み込みます。
知識
■ パーキングブレーキ未解除警告ブザー
(cid:111)P. 307
■冬季のパーキングブレーキの使用について
(cid:111)P. 196
注意
■走行前の注意
パーキングブレーキを完全に解除してください。 パーキングブレーキをかけたまま走行すると、ブレーキ部品が過熱し、ブレー キの効きが悪くなったり、早く摩耗したりするおそれがあります。
160
2-1. 運転のしかた ホーン(警音器)
ハンドルの すとホーンが鳴ります。
周辺部を押
知識
■ ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。 固定が不十分だとホーンが鳴らない場合があります。((cid:111)P. 82)
運 転 す る と き に
161
2-2. メーターの見方 計器類
アナログメーター*
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチをイグニッション ON モードにするとメーターが点灯*します。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチを“ ON ”にするとメーターが点灯*します。 タコメーター 毎分のエンジン回転数を示します。 スピードメーター 車両の走行速度を示します。 燃料計 燃料残量を示します。 表示切りかえボタン オドメーター/トリップメーター/メーター照度調整/ドライブモニターの表 示を切りかえることができます。((cid:111)P. 166)
* : グレード等によりメーターの意匠やメーターの点灯箇所は異なります。
162
2-2. メーターの見方
シフトレンジ表示、エコドライブインジケーターゾーン表示、オド メーター、トリップメーター、メーター照度調整、ドライブモニター ● シフトレンジ表示 選択されているシフトレンジを表示します。 ● エコドライブインジケーターゾーン表示 環境に配慮したアクセル操作(エコ運転)の範囲と、現状のアクセル開度を 表示します。((cid:111)P. 173) ● オドメーター 走行した総距離を表示します。 ● トリップメーター リセットしてからの走行距離を表示します。区間距離は、トリップ A、トリッ プ B の 2 種類で使い分けることができます。 ● メーター照度調整 メーターの照度を調整することができます。 ● ドライブモニター 走行に関する様々な情報を表示します。((cid:111)P. 171)
運 転 す る と き に
163
2-2. メーターの見方
オプティトロンメーター
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをイグニッション ON モー ドにするとメーターが点灯します。
タコメーター 毎分のエンジン回転数を示します。 スピードメーター 車両の走行速度を示します。 燃料計 燃料残量を示します。 表示切りかえボタン オドメーター/トリップメーター/メーター照度調整/ドライブモニターの表 示を切りかえることができます。((cid:111)P. 166)
164
2-2. メーターの見方
シフトレンジ表示、エコドライブインジケーターゾーン表示、オド メーター、トリップメーター、メーター照度調整、ドライブモニター ● シフトレンジ表示 選択されているシフトレンジを表示します。 ● エコドライブインジケーターゾーン表示 環境に配慮したアクセル操作(エコ運転)の範囲と、現状のアクセル開度を 表示します。((cid:111)P. 173) ● オドメーター 走行した総距離を表示します。 ● トリップメーター リセットしてからの走行距離を表示します。区間距離は、トリップ A、トリッ プ B の 2 種類で使い分けることができます。 ● メーター照度調整 メーターの照度を調整することができます。 ● ドライブモニター 走行に関する様々な情報を表示します。((cid:111)P. 171)
運 転 す る と き に
165
2-2. メーターの見方
表示切りかえボタン ボタンを押すごとに次のように切りかわります。
オドメーター
トリップメーター A ※ 1
トリップメーター B ※ 1
メーター照度調整表示※ 2
※ 1 長押しで 0 にもどります。
※ 2 長押しで照度を調整できます。
ドライブモニター表示
((cid:111)P. 172)
注意
■ エンジンや構成部品への損傷を防ぐために
●タコメーターの針がレッドゾーン(エンジンの許容回転数をこえている範囲)
に入らないようにしてください。
●水温警告灯が点滅または点灯したときは、オーバーヒートのおそれがあるの
で、ただちに安全な場所に停車してください。((cid:111)P. 351)
166
2-2. メーターの見方 表示灯/警告灯
メーター・センターパネル内の表示灯/警告灯でお車の状況をお知ら せします。 次のイラストは、説明のためすべての表示灯/警告灯を示していま す。
アナログメーター*
運 転 す る と き に
オプティトロンメーター
* : グレード等によりメーターの意匠は異なります。
167
2-2. メーターの見方
センターパネル
168
2-2. メーターの見方
■ 表示灯
システムの作動状況を表示します。
方向指示表示灯 ((cid:111)P. 159)
セキュリティ表示灯* ((cid:111)P. 102)
(点滅)
尾灯表示灯*((cid:111)P. 174)
ハイビーム表示灯 ((cid:111)P. 174)
フロントフォグランプ 表示灯*((cid:111)P. 178)
SPORT モード表示灯* ((cid:111)P. 155) ECO MODE 表示灯 ((cid:111)P. 155)
※ 1
4WD オートモード 表示灯*((cid:111)P. 184)
エコドライブインジケー ターランプ((cid:111)P. 136)
クルーズコントロール 表示灯*((cid:111)P. 185)
(緑色)
スリップ表示灯 ((cid:111)P. 190)
クルーズコントロールセッ ト表示灯*((cid:111)P. 185)
※ 1
※ 1
(点滅)
運 転 す る と き に
シフトポジション・シフトレンジ 表示灯*((cid:111)P. 156)
※ 1
※ 1
※ 2
VSC OFF 表示灯 ((cid:111)P. 190)
TRC OFF 表示灯 ((cid:111)P. 190)
水温表示灯
※ 1 作動確認のために“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをイグニッ ション ON モード(スマートエントリー&スタートシステム装着車)、ま たはエンジン スイッチを“ ON ”(スマートエントリー&スタートシステ ム非装着車)にすると点灯し、数秒後またはエンジンをかけると消灯しま す。点灯しない場合や点灯したままのときはシステム異常のおそれがあり ます。トヨタ販売店で点検を受けてください。
※ 2 エンジン冷却水温が低いときは、青く点灯します。
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
169
2-2. メーターの見方
■ 警告灯
万一のシステム異常などを警告します。((cid:111)P. 307)
※
※
※
※
※
※
*
(赤色 点滅・ 点灯)
(点滅)
(黄色)
※
※
*※
*
*
(点滅)
(点灯)
※ 作動確認のために“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをイグニッショ ン ON モード(スマートエントリー&スタートシステム装着車)、またはエ ンジン スイッチを“ ON ”(スマートエントリー&スタートシステム非装着 車)にすると点灯し、数秒後またはエンジンをかけると消灯します。点灯し ない場合や点灯したままのときはシステム異常のおそれがあります。トヨタ 販売店で点検を受けてください。
警告
■安全装置の警告灯が点灯しないときは
ABS や SRS エアバッグなどの安全装置の警告灯が、“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチをイグニッション ON モード(スマートエントリー&スター トシステム装着車)、またはエンジン スイッチを“ ON ”(スマートエントリー &スタートシステム非装着車) にしても点灯しない場合や点灯したままの場合 は、事故にあったときに正しく作動せず、重大な傷害を受けたり、最悪の場合 死亡につながるおそれがあります。ただちにトヨタ販売店で点検を受けてくだ さい。
170
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
2-2. メーターの見方 ドライブモニター
ドライブモニターは、走行に関するさまざまな情報を表示します。
● 瞬間燃費((cid:111)P. 172) ● 平均燃費、エコドライブ
インジケーターゾーン表示 ((cid:111)P. 172) ● 平均車速((cid:111)P. 172) ● エコドライブインジケーター ランプユーザーカスタマイズ 表示((cid:111)P. 172)
運 転 す る と き に
171
2-2. メーターの見方
表示切りかえ
項目を切りかえるには、表示切り かえボタンを押す
● 瞬間燃費
現在の瞬間燃費を表示します。
● 平均燃費、エコドライブインジケーターゾーン表示
エコドライブインジケーターゾーン表示と平均燃費 を表示します。
・ リセットするには、平均燃費表示中に表示切りかえボタ
ンを 1 秒以上押します。
・ 表示される平均燃費は、参考として利用してください。
● 平均車速
通算の平均車速を表示します。
リセットするには、平均車速表示中に表示切りかえボタン を 1 秒以上押します。
● エコドライブインジケーターランプユーザーカスタマイズ画面
エコドライブインジケーターランプの点灯/消灯を キャンセルするには、エコドライブインジケーター ランプユーザーカスタマイズ画面表示中に、表示切 りかえボタンを 1 秒以上押します。
172
2-2. メーターの見方
知識
■ エコドライブインジケーターゾーン表示について
環境に配慮したアクセル操作(エコ運転)の 範囲と、現状のアクセル開度を表示します。 エコ運転中は、エコドライブインジケー ターランプ( )が点灯します。 アクセルの踏み過ぎなど、エコ運転の範囲 をこえた場合には、エコドライブインジ ケーターゾーン表示( )の右側が点滅し、 エコドライブインジケーターランプが消灯 します。なお、次の 3 つの条件を満たすと 作動します。
●D で走行中(パドルシフト装着車は、
パドルシフト未使用時)
●走行モードが通常走行モードまたは
エコドライブモード
●車速が約 100km/h 以下のとき
運 転 す る と き に
■ バッテリー端子の脱着をしたときは
バッテリー端子の脱着を行うと、次のデータはリセットされます。 ●平均燃費 ●平均車速
173
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方 ランプスイッチ
自動*または手動でヘッドランプなどを点灯できます。
車幅灯・尾灯・番号灯・メー ター照明を点灯 上記ランプとヘッドランプを 点灯 ヘッドランプ、車幅灯などを 自動点灯・消灯*
スマートエントリー& スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ” スイッチがイグニッション ON モードのとき スマートエントリー& スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ” のとき
ランプ点灯時、レバーを前方に 押しハイビームに切りかえ レバーをもとの位置へもどすとロー ビームにもどります。 レバーを引いている間、ハイ ビームを点灯 ランプが消灯していても、ハイビーム が点灯します。レバーを離すと、ロー ビームにもどるまたは消灯します。
ハイビームにする
174
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
手動光軸調整ダイヤル(ハロゲンヘッドランプ装着車) 乗車人数や荷物の量などによる車の姿勢の変化にあわせて、ヘッドラン プの光軸を調整することができます。
上向きに調整 下向きに調整
■ 目盛り設定の目安
乗員と荷物の条件
乗員 運転者 運転者と 助手席乗員 運転者と 助手席乗員 サードシート
乗員 2 名 全乗員
全乗員
運転者
荷物 なし
なし
なし
なし
ラゲージルーム
満載時
ラゲージルーム
満載時
ダイヤル位置
0.5
1.5
2.5
3.5
運 転 す る と き に
175
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
知識
■ ライトセンサー(コンライト装着車)
センサーの上にものを置いたり、センサー をふさぐようなものをウインドウガラスに 貼らないでください。周囲からの光が遮ら れると、自動点灯・消灯機能が正常に働か なくなります。
■ ランプ消し忘れ防止機能(コンライト装着車)
スマートエントリー&スマートシステム装着車
“ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッション ON モードで、ラ ンプスイッチが OFF 以外の場合に作動します。 ●ランプスイッチを OFF にしないまま、“ エンジン スタート ストップ ”ス イッチをアクセサリーモードまたは OFF にして運転席ドアを開けると、点 灯していた車幅灯などが自動で消灯します。
または
の位置にします。
●再びランプを点灯する場合は、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ をイグニッション ON モードにするか、一度ランプスイッチを OFF にも どし、再度 スマートエントリー&スマートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”で、ランプスイッチが OFF 以外の場合に作動 します。 ●ランプスイッチを OFF にしないまま、エンジン スイッチを“ ACC”また は“ LOCK”にして運転席ドアを開けると、点灯していた車幅灯などが自 動で消灯します。
●再びランプを点灯する場合は、エンジン スイッチを“ ON ”にするか、一 の位置にし
または
度ランプスイッチを OFF にもどし、再度 ます。
176
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
■ ランプ消し忘れ警告ブザー
スマートエントリー&スマートシステム装着車 コンライト装着車は、ランプ消し忘れ防止機能が働かない場合に作動します。 ●“ エンジン スタート ストップ ”スイッチが OFF のときに作動します。 の位置にあると、運転席ドアを開け ●ランプスイッチが
または
運 転 す る と き に
たとき警告音(ピーという連続音)が鳴ります。 スマートエントリー&スマートシステム非装着車 コンライト装着車は、ランプ消し忘れ防止機能が働かない場合に作動します。 ●エンジン スイッチが“ LOCK”のときに作動します。 ●ランプスイッチが
の位置にあると、運転席ドアを開け
または
たとき警告音(ピーという連続音)が鳴ります。
■ オートレベリングシステム(ディスチャージヘッドランプ装着車)
通行人や対向車がまぶしくないように、乗車人数、荷物の量などによる車の姿 勢の変化にあわせて、ヘッドランプの光軸を自動で調整します。
■販売店で設定可能な機能
コンライト装着車は、ライトセンサーの感度の設定などを変更できます。 (ユーザーカスタマイズ機能一覧 (cid:111)P. 367)
注意
■ バッテリーあがりを防止するために
エンジンを停止した状態でランプを長時間点灯しないでください。
177
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方 フロントフォグランプスイッチ*
雨や霧などの悪天候下で視界を確保します。
消灯 フロントフォグランプ点灯
知識
■点灯条件
ヘッドランプ、または車幅灯が点灯しているときに使用できます。
178
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方 ワイパー & ウォッシャー(フロント)
INTを選択しているとき、間欠作動の時間を調整することができます。
間欠作動(INT) 低速作動(LO) 高速作動(HI) 一時作動(MIST)
運 転 す る と き に
179
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
間欠ワイパーの作動頻度(減) 間欠ワイパーの作動頻度(増)
ウォッシャー液を出す ワイパーが連動して作動します。
知識
■作動条件
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッションONモードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”のとき
■ ウォッシャー液が出ないときは
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズ ルのつまりを点検してください。
180
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
警告
■ ウォッシャー使用時の警告
寒冷時はフロントウインドウガラスが暖まるまでウォッシャー液を使用しない でください。ウォッシャー液がフロントウインドウガラスに凍りつき、視界不 良を起こして思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡 につながるおそれがあります。
注意
■ フロントウインドウガラスが乾いているときは
ワイパーを使わないでください。 ガラスを傷付けるおそれがあります。
■ ウォッシャー液が出ないときは
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。 ポンプが故障するおそれがあります。
■ ノズルがつまったときは
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。 ピンなどで取り除かないでください。ノズルが損傷するおそれがあります。
運 転 す る と き に
181
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方 ワイパー & ウォッシャー(リヤ)
間欠作動(LO) 通常作動(HI) ウォッシャー液を出す ワイパーが連動して作動します。 ウォッシャー液を出す ワイパーが連動して作動します。
知識
■作動条件
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッションONモードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”のとき
■ ウォッシャー液が出ないときは
ウォッシャー液量が不足していないのにウォッシャー液が出ないときは、ノズ ルのつまりを点検してください。
182
2-3. ランプのつけ方・ワイパーの使い方
注意
■ リヤウインドウガラスが乾いているときは
ワイパーを使わないでください。 ガラスを傷付けるおそれがあります。
■ ウォッシャー液が出ないときは
ウォッシャースイッチを操作し続けないでください。 ポンプが故障するおそれがあります。
■ ノズルがつまったときは
ノズルがつまったときはトヨタ販売店へご連絡ください。 ピンなどで取り除かないでください。ノズルが損傷するおそれがあります。
運 転 す る と き に
183
2-4. その他の走行装置の使い方 4WD オートモード*
走行の安定性や運転性能を高めるため、走行状況に応じて FF(前輪 駆動)走行と 4WD(4輪駆動)走行を自動的に切りかえます。
4WD オートモードを使用する 4WD オートモード表示灯が数回 点滅後点灯し、4WD オートモード になります。
再度押すと表示灯が消灯し、FF モードになります。
知識
■4WD オートモード表示灯について
●4WD オートモードで走行中、前後輪の回転速度の差が大きい状態が長時間
続いた場合などには、4WD オートモード表示灯が点滅します。 表示灯の点滅中は駆動系部品の保護のため、後輪への駆動力配分を休止し、 FF モードとなります。 この場合は、エンジンをかけたまま次の対応を行ってください。 ・ 表示灯が点滅しなくなるまで車速を落とす ・ 表示灯が点滅しなくなるまで停車する(エンジンは停止しない)
●4WDシステムに異常が発生したときには、4WDオートモード表示灯が消灯 することがあります。この場合には、4WD オートモードスイッチの位置に かかわらず FF モードとなります。
■4WD オートモードを使用しないときは
スイッチを押し、FF モードにしてください。FF モードにすることにより燃費 性能を高めます。
184
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
2-4. その他の走行装置の使い方 クルーズコントロール*
アクセルペダルを踏まなくても一定の速度で走行できます。
■ 速度を設定する
手順 1
手順 2
運 転 す る と き に
クルーズコントロール表示灯 (緑色)/ クルーズコントロールセット 表示灯 クルーズコントロールスイッ チ
ON-OFF スイッチを押して、シ ステムを ON にする
メーター内のクルーズコントロー ル表示灯(緑色)が点灯します。
OFF にするには、再度スイッチを 押します。
希望の速度まで加速/減速し、 レバーを下げて速度を設定する メーター内のクルーズコントロー ルセット表示灯が点灯します。
レバーを離したときの速度で定速 走行できます。
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
185
2-4. その他の走行装置の使い方
■ 設定速度をかえる 設定速度をかえるには、希望の速度になるまでレバーを操作します。
速度を上げる 速度を落とす 微調整:レバーを上または下に軽 く操作して手を離す
調整:希望の車速になるまでレ バーを保持する
設定速度は、次のとおりに増減さ れます: 微調整:レバー操作するごとに約 1.6 km/h 調整:レバーを保持する間
解除するには、レバーを手前 に引く ブレーキを踏んだときも解除され ます。 定速走行にもどすには、レ バーを上げる レバーを上げると、もとの定速走 行にもどります。ただし、実際の 速度が約 40 km/h 以下になると 設定速度が消去されるため、復帰 しません。
■ 定速走行を解除する・復帰させる
186
2-4. その他の走行装置の使い方
知識
■設定条件について
●シフトレバーが D または M の 4、5、6、7 のとき設定できます。 ●車速は約 40km/h から約 100km/h の範囲で設定できます。
■車速設定後の加速について
●通常走行と同様にアクセルで加速できます。加速後、設定車速にもどります。 ●クルーズコントロールを解除しなくても、希望の速度まで加速して、レバー
を下げることにより設定車速を変更することができます。
■定速走行の自動解除
次のとき、自動的に定速走行が解除されます。 ●設定速度より実際の速度が約 16 km/h 以上低下した ●実際の速度が約 40 km/h 以下になった ●車が横すべりして S-VSC が働いたとき
■定速走行中にクルーズコントロール警告灯(黄色)が点灯したときは
ON-OFF スイッチを一度 OFF にし、再度設定してください。 設定できないとき、またはすぐに解除されるときはシステム異常のおそれがあ ります。トヨタ販売店で点検を受けてください。
運 転 す る と き に
187
2-4. その他の走行装置の使い方
警告
■誤操作を防ぐために
クルーズコントロールを使用しないときはON-OFFスイッチでシステムをOFF にしてください
■ クルーズコントロールを使用してはいけない状況
次の状況では、クルーズコントロールを使用しないでください。 車のコントロールを失い、思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最 悪の場合死亡につながるおそれがあります。 ●交通量の多い道 ●急カーブのある道 ●曲がりくねった道 ●雨天時や、凍結路、積雪路などのすべりやすい路面 ●急な下り坂
急な下り坂では設定車速以上になることがあります。
●車両けん引時
188
2-4. その他の走行装置の使い方 運転を補助する装置
走行の安全性や運転性能を高めるため、走行状況に応じて次の装置が 自動で作動します。ただし、これらの装置は補助的なものなので、過 信せずに運転には十分に注意してください。 ■ ABS(アンチロックブレーキシステム)
急ブレーキ時やすべりやすい路面でのブレーキ時にタイヤのロック防止に貢献 し、スリップを抑制します。
■ ブレーキアシスト
急ブレーキ時などに、より大きなブレーキ力を発生させます。
■ S-VSC(ステアリングアシステッドビークルスタビリティコ
ントロール) ABS・TRC・VSC・EPS を協調して制御します。 すべりやすい路面などの走行で急なハンドル操作をした際に、ハンドル操作力 を制御することで、車両の方向安定性確保に貢献します。
■ TRC(トラクションコントロール)
すべりやすい路面での発進時や加速時にタイヤの空転を抑え、駆動力の確保に 貢献します。
■ EPS(エレクトリックパワーステアリング ) 電気式モーターを利用して、ハンドル操作を補助します。
運 転 す る と き に
189
2-4. その他の走行装置の使い方
TRC・S-VSC が作動しているとき
TRC・S-VSC が作動しているとき は、スリップ表示灯が点滅します。
TRC を停止するには ぬかるみや砂地、雪道などから脱出するときに、TRC が作動している と、アクセルペダルを踏み込んでもエンジンの出力が上がらず、脱出が
困難な場合があります。このようなときに
を押すことにより、脱
出しやすくなる場合があります。
TRCを停止するにはスイッチを押 す
TRC OFF 表示灯が点灯します。
もう一度
を押すと、システム
作動可能状態にもどります。
190
2-4. その他の走行装置の使い方
知識
■TRC と S-VSC を停止するには
TRC と S-VSC を停止するには停車時に
を押し 3 秒以上保持してくださ
い。TRC OFF 表示灯と VSC OFF 表示が点灯します。
もう一度
を押すと、システム作動可能状態にもどります。
■ABS・ブレーキアシスト・TRC・S-VSC の作動音と振動
●エンジン始動時や発進直後、ブレーキペダルをくり返し踏んだときに、エン ジンルームから作動音が聞こえることがありますが、異常ではありません。 ●上記のシステムが作動すると、次のような現象が発生することがあります
運 転 す る と き に
が、異常ではありません。 ・ 車体やハンドルに振動を感じる ・ 車両停止後もモーター音が聞こえる ・ ABS の作動時に、ブレーキペダルが小刻みに動く ・ ABS の作動終了後、ブレーキペダルが少し奥に入る
■TRC や S-VSC の自動復帰について
TRC や S-VSC を作動停止にしたあと、次のときはシステム作動可能状態にも どります。 ●“エンジンスタートストップ”スイッチ、またはエンジン スイッチを OFF に
したとき
●(TRC のみを作動停止にしている場合)車速が高くなったとき
ただし、TRC と S-VSC の作動を停止している場合は、車速による自動復帰 はありません。
■EPS モーターの作動音
ハンドル操作を行ったとき、モーターの音 (“ウィーン”という音 ) が聞こえる ことがありますが、異常ではありません。
191
2-4. その他の走行装置の使い方
■EPS の効果が下がるとき
停車中か極低速走行中に長時間ハンドルをまわし続けると、EPS システムの オーバーヒートを避けるため、EPS の効果が下がりハンドルが重く感じられる ようになります。その場合は、ハンドル操作を控えるか、停車し、エンジンを 停止してください。10 分程度でもとの状態にもどります。
警告
次の状況では、事故が起き、その結果重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡に つながるおそれがあります。 ■ABS の効果を発揮できないとき
●タイヤのグリップ性能の限界をこえたとき(雪に覆われた路面を過剰に磨耗し
たタイヤで走行するときなど)
●雨でぬれた路面やすべりやすい路面での高速走行時に、ハイドロプレーニング
現象が発生したとき
■ABS が作動することで、制動距離が通常よりも長くなる可能性があるとき
ABS は制動距離を短くする装置ではありません。特に次の状況では、常に速度 を控えめにして前車と安全な車間距離をとってください。 ●泥・砂利の道路や積雪路を走行しているとき ●タイヤチェーンを装着しているとき ●道路のつなぎ目など、段差をこえたとき ●凹凸のある路面や石だたみなどの悪路を走行しているとき
■TRC の効果を発揮できないとき
すべりやすい路面では、TRC が作動していても、車両の方向安定性や駆動力が 得られないことがあります。車両の方向安定性や駆動力を失うような状況では、 特に慎重に運転してください。
192
2-4. その他の走行装置の使い方
警告
■ スリップ表示灯が点滅しているときは
S-VSC が作動中であることを知らせています。常に安全運転を心がけてくださ い。無謀な運転は思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。表示灯が点滅 したら特に慎重に運転してください。 ■TRC や S-VSC を OFF にするときは
TRCや S-VSC は駆動力や車両の方向安定性を確保しようとするシステムです。 そのため、必要なとき以外は TRC・S-VSC を作動停止状態にしないでくださ い。TRC や S-VSC を作動停止状態にしたときは、路面状況に応じた速度で、 特に慎重な運転を心がけてください。
■ タイヤまたはホイールを交換するときは
4 輪とも指定されたサイズで、同じメーカー・ブランド・トレッドパターン(溝 模様)のタイヤを使用し、推奨された空気圧にしてください。((cid:111)P. 364) 異なったタイヤを装着すると、ABS・TRC・S-VSC が正常に作動しません。 タイヤ、またはホイールを交換するときは、トヨタ販売店に相談してください。
■ タイヤとサスペンションの取り扱い
問題があるタイヤを使用したり、サスペンションを改造したりすると、運転を 補助するシステムに悪影響をおよぼし、システムの故障につながるおそれがあ ります。
■ アクティブトルクコントロール 4WD について(4WD 車)
●ラリー走行などが目的ではなく、一般道での走行安定性への寄与を目的とした
4WD ですので、無理な走行はしないでください。
●すべりやすい路面での走行は慎重に行ってください。
運 転 す る と き に
193
2-5. さまざまな状況での運転 荷物を積むときの注意
安全で快適なドライブをするために、荷物を積むときは次のことをお 守りください。
● できるだけ荷物はラゲージルームに積む ● 荷物が安全な位置に置かれているか確認する ● 走行中のバランスを維持するために重さが偏らないように積む ● 燃費が悪化しないようにするために、不要な荷物は積まないよう
にする
警告
■積んではいけないもの
次のようなものを積むと引火するおそれがあり危険です。 ●燃料が入った容器 ●スプレー缶
■荷物を積むときは
●次の場所には荷物を積まないでください。
お守りいただかないと、ブレーキ・アクセルペダルを正しく操作できなかった り、荷物が視界をさえぎったり、荷物が乗員に衝突したりして、思わぬ事故に つながるおそれがあります。 ・ 運転席足元 ・ 助手席や後席(荷物を積み重ねる場合) ・ インストルメントパネル ・ ダッシュボード ・ フタのない小物入れ/トレイ
●室内に積んだ荷物はすべてしっかりと安定させてください。
安定していないと、急ブレーキや事故の際に投げ出され、乗員を傷付けるおそ れがあります。
194
2-5. 様々な状況での運転
警告
■荷物の重量・荷重のかけ方について ●荷物を積み過ぎないでください。 ●荷重を不均等にかけないようにしてください。