の し か た
手順 3
電球を交換し、取り付ける
取り付け部と電球のツメ(3 か所)を あわせて挿し込みます。
269
4-2. 簡単な点検・部品交換
手順 4
■ フロントフォグランプ*
手順 1
クリップ
電球をまわして固定し、コネク ターを取り付ける
電球を軽くゆさぶって、ぐらつきがな いことを確認し、いったんヘッドラン プ(ハイビーム)を点灯させ、電球の 取り付け部からランプの光がもれて いないことを目視確認してください。
ボルトを取りはずし、クリップを ずらしてフェンダーライナーをめ くる
手順 2
コネクターを取りはずす
270
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
4-2. 簡単な点検・部品交換
手順 3
電球を取りはずす
手順 4
手順 5
電球を交換し、取り付ける
取り付け部と電球のツメ(3ヶ所)を あわせて挿し込みます。
電球をまわして固定し、コネク ターを取り付ける
電球を軽くゆさぶって、ぐらつきがな いことを確認し、いったんフロント フォグランプを点灯させ、電球の取り 付け部からランプの光がもれていな いことを目視確認してください。
お 手 入 れ の し か た
手順 6
フェンダーライナーをもとにもどす
271
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ 車幅灯
手順 1
工具袋に収納されているバルブ交 換ツール((cid:111)P. 314, 327)の “POSITION”側を車幅灯のソケッ トにはめ込む
手順 2
バルブ交換ツールをまわしてソ ケットを取りはずしたあと、電球 を取りはずす
手順 3
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
272
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ フロント方向指示灯/非常点滅灯
手順 1
固定クリップ 8 本をはずして、カ バーを取りはずす
クリップの中心を押す クリップを引き抜く
次に、工具袋に収納されているバ ルブ交換ツール((cid:111)P. 314, 327) の“TURN”側をフロント方向指 示灯/非常点滅灯のソケットには め込む
手順 2
バルブ交換ツールをまわしてソ ケットを取りはずしたあと、電球 を取りはずす
お 手 入 れ の し か た
手順 3
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
273
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ リヤ方向指示灯/非常点滅灯
手順 1
バックドアを開け、ボルト 2 本を 取りはずす
手順 2
ソケットを取りはずす
手順 3
電球を取りはずす
手順 4
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
274
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ 後退灯
手順 1
バックドアを開け、カバーを取り はずす
手順 2
ソケットを取りはずす
手順 3
電球を取りはずす
手順 4
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
お 手 入 れ の し か た
275
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ 番号灯
手順 1
バックドアを開け、カバーを取り はずす
手順 2
ソケットを取りはずす
手順 3
電球を取りはずす
手順 4
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付ける
■ 次の電球を交換するには
次の電球が切れたときは、トヨタ販売店で交換してください。 ● ヘッドランプロービーム(ディスチャージヘッドランプ装着車) ● ハイマウントストップランプ ● サイド方向指示灯/非常点滅灯 ● 制動灯/尾灯
276
4-2. 簡単な点検・部品交換
知識
■助手席側のヘッドランプ(ロービーム)や車幅灯を交換するときは (ハロゲンヘッドランプ装着車) エアクリーナーダクト上部の固定クリップをはずし、ダクトを取りはずすと電 球の交換作業がしやすくなります。電球交換後は、必ずエアクリーナーダクト を取り付け、ダクト上部をクリップでしっかり固定してください。 ●エアクリーナーダクト上部の取りはずし方
●クリップの取り付け方
クリップの中心を押す クリップを引き抜く ダクトをはずす
ダクトを取り付ける クリップ先端部を押し込む クリップを挿し込む クリップの中心を押す
お 手 入 れ の し か た
■ レンズ内の水滴と曇り
レンズ内の一時的な曇りは、機能上問題ありません。ただし、次のようなとき は、トヨタ販売店にご相談ください。 ●レンズ内側に大粒の水滴が付いている ●ランプ内に水がたまっている
■ ディスチャージヘッドランプの作動(ディスチャージヘッドランプ装着車)
作動電圧範囲をはずれると、ランプが消灯したり、点灯しなくなります。 電圧が正常にもどると再点灯します。
277
4-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■電球を交換するときは
●ランプは消灯してください。消灯直後は熱いため、交換しないでください。
やけどをすることがあります。
●電球のガラス部を素手でふれないでください。
やむを得ずガラス部を持つ場合は、電球に油脂や水分を付着させないために、 乾いた清潔な布などを介して持ってください。 また、電球を傷付けたり、落下させたりすると球切れや破裂することがありま す。
●電球や電球を固定するための部品はしっかり取り付けてください。
取り付けが不十分な場合、発熱や発火、もしくはヘッドランプ内部への浸水に よる故障や、レンズ内に曇りが発生することがあります。
●電球、ソケット、電気回路、および構成部品を、修理または分解しないでくだ
さい。 感電による重大な傷害の原因となります。
■ ディスチャージヘッドランプについて(ディスチャージヘッドランプ装着車)
●交換するとき(電球交換含む)は、必ずトヨタ販売店にご相談ください。 ●点灯中は、高電圧ソケットにふれないでください。
瞬間的に 2 万ボルトの電圧が発生するため、感電による重傷の原因になるこ とがあります。
278
4-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■ お車の故障や火災を防ぐために
電球が正しい位置にしっかりと取り付けられていることを確認してください。
■ お車の故障を防ぐために
●電球を交換するときに取りはずした固定クリップやカバーなどの部品は、もと
どおりに取り付けてください。
●バルブ交換ツールはこの車専用の工具です。 他車の電球交換には使用しないでください。
お 手 入 れ の し か た
279
4-2. 簡単な点検・部品交換 ヒューズの点検、交換
ランプが点灯しないときや電気系統の装置が働かないときは、ヒュー ズ切れが考えられます。ヒューズの点検を行ってください。
手順 1手順 1
手順 2手順 2
スマートエントリー&スタートシステム装着車: “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にする スマートエントリー&スタートシステム非装着車: エンジン スイッチを“ LOCK ”にする ヒューズボックスを開ける
助手席足元
足元にカバーが取り付けられ ている場合は、カバーを取り はずす ヒューズボックスカバーを取 りはずす
280
4-2. 簡単な点検・部品交換
エンジンルーム
ツメを押しながら、カバーを持 ち上げる
手順 3手順 3
故障の状況から、点検すべきヒューズを「ヒューズの配置と 負荷」((cid:111)P. 282)で確認する
手順 4
ヒューズはずしでヒューズを引 き抜く
ヒューズはずしは、エンジンルー ム側ヒューズボックスにありま す。
手順 4手順 5
ヒューズが切れていないか点検する 正常 ヒューズ切れ ヒューズボックスの表示に従い、 規定容量のヒューズに交換しま す。
お 手 入 れ の し か た
281
4-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズの配置と負荷 ■ エンジンルーム
ヒューズ名称
アンペア数 ヒューズの受け持つ主な装置名称
1 EFI NO. 2
2 EFI NO. 1
3 H-LP RH-HI
4 H-LP LH-HI
5 H-LP RH-LO
6 H-LP LH-LO
7 ETCS
8 TURN&HAZ
9 ALT-S
10 AM2 NO. 2
11 AM2 NO.1
12 STRG LOCK
13 INJ
14 IG2 NO.2
EFI システム EFI システム
10 A 10 A 10 A 右側ヘッドランプ(ハイビーム) 10 A 左側ヘッドランプ(ハイビーム) 15 A 右側ヘッドランプ(ロービーム) 15 A 左側ヘッドランプ(ロービーム) 10 A 電子制御スロットル 10 A 方向指示灯/非常点滅灯 7.5 A オルタネーター 7.5 A パワーマネジメント ECU 30 A スターターマグネット 20 A ステアリングロック 15 A インジェクター、イグナイター 7.5 A 始動系(イグニッションスイッチ)
282
4-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズ名称
アンペア数 ヒューズの受け持つ主な装置名称
15 ECU-B NO.2
10 A
16 D.C.C
−
17 ECU-B NO.1
10 A
エアコン、パワーウインドウ、 照合 ECU、 ヒーターコントロールスイッチ 未使用(暗電流カット用) メインボデー ECU、メーター、ETC、 照合 ECU、 ワイヤレスドアロックシステム、 ステアリング SSR
18 RAD 19 DOME 20 AMP 21 DEICER
22 EFI MAIN
15 A オーディオ
10 A 室内灯
20 A オーディオアンプ
20 A ウインドシールドデアイサー
EFI システム、EFI NO. 1、
EFI NO. 2
20 A
23 HORN
10 A ホーン
24 IG2-MAIN
15 A
EFI システム、メーター、エアバッグ、 ステアリングロック、照合 ECU
25 WIPER-S
7.5 A パワーマネジメント ECU
お 手 入 れ の し か た
283
4-2. 簡単な点検・部品交換
■ 助手席足元
ヒューズ名称
アンペア数 ヒューズの受け持つ主な装置名称
1 ACC
10 A
電動ミラー、シフトロックシステム、 メインボデー ECU、ETC、 ヒーターコントロールスイッチ、 オーディオアンプ
2 MIR HTR 3 WIP 4 WIP RR 5 WASHER
10 A ミラーヒーター、EFI ECU 25 A フロントワイパー 15 A リヤワイパー 15 A ウォッシャー
6 HTR-IG
10 A
エアコン、「ナノイー」、 ヒーターコントロールスイッチ
7 GAUGE NO.1
10 A オルタネーター、フラッシャーリレー
8 IG1 NO. 1
10 A
9 ECU-IG
10 A
284
後退灯、 リヤウインドウデフォッガーリレー、 ウインドシールドデアイサーリレー、 電動ファンリレー、 ウインドシールドデアイサースイッチ、 EFI ECU ボデー ECU、ムーンルーフ、EPS、 シーケンシャルスイッチ、 オートレベリング、シフトロック、 4WD ECU、S-VSC ECU、 ヨーレートセンサー、 ステアリングセンサー
4-2. 簡単な点検・部品交換
ヒューズ名称
アンペア数 ヒューズの受け持つ主な装置名称
10 DOOR RL 11 DOOR RR 12 METER
13 IG2 NO.1
14 S/ROOF 15 DOOR FL
16 STOP
17 OBD
18 4WD
19 AM1
20 FOG FR
21 WELCAB
22 FOG RR
23 D/L
24 PANEL
25 A パワーウインドウ 25 A パワーウインドウ 7.5 A メーター
7.5 A
ステアリングロック、 SRS エアバッグシステム、 照合 ECU、パワーマネジメント ECU、 EFI システム 30 A ムーンルーフ 25 A パワーウインドウ
10 A
制動灯、ハイマウントストップランプ、 ABS、S-VSC、 パワーマネジメント ECU、 EFI システム、シフトロック 7.5 A ダイアグノーシスコネクター 7.5 A 10 A 始動系(イグニッションスイッチ) 7.5 A フロントフォグランプ 30 A ウェルキャブシステム 7.5 A リヤフォグランプ 25 A パワードアロックシステム
4WD ECU
10 A
スイッチ照明、メーター照明、 ステアリングスイッチ 車幅灯、尾灯、番号灯、 フロントフォグランプ、 リヤフォグランプ、 光軸調整スイッチ、メーター照明、 EFI システム
25 TAIL
10 A
26 P/OUTLET NO.1
15 A アクセサリーソケット
お 手 入 れ の し か た
285
4-2. 簡単な点検・部品交換
知識
■ ヒューズを交換したあと
●交換してもランプ類が点灯しないときは、電球を交換してください。 ((cid:111)P. 265) ●取りかえても再度ヒューズが切れる場合は、トヨタ販売店で点検を受けてく
ださい。
■ バッテリーからの回路に過剰な負荷がかかると
配線が損傷を受ける前にヒューズが切れるように設計されています。
警告
■車の故障や、車両火災を防ぐために
次のことをお守りください。 お守りいただかないと、車の故障や火災、けがをするおそれがあります。 ●規定容量以外のヒューズまたはヒューズ以外のものを使用しないでください。 ●必ずトヨタ純正ヒューズか同等品を使用してください。 ●ヒューズやヒューズボックスを改造しないでください。
286
4-2. 簡単な点検・部品交換 キーの電池交換
電池が消耗しているときは、新しい電池に交換してください。 ■ 用意するもの
● マイナスドライバー ● リチウム電池
CR1632(スマートエントリー&スタートシステム装着車) CR2016(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
■ 電池交換のしかた
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
手順 1
解除ボタンを押して、メカニカ ルキーを抜く
手順 2
カバーをはずす
お 手 入 れ の し か た
287
4-2. 簡単な点検・部品交換
手順 3
消耗した電池を取り出す
新しい電池は + 極を上にして取り 付けます。
手順 4
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付け る
■ 電池交換のしかた
(スマートエントリー&スタートシステム非装着車)
手順 1
カバーをはずす
傷が付くのを防ぐため、マイナス ドライバーの先端にテープなどを 巻いて保護してください。
ボタン側を下向きにしてカバーを はずしてください。上向きにする とボタンがはずれるおそれがあり ます。
手順 2
モジュールを取り出す
288
4-2. 簡単な点検・部品交換
手順 3
モジュールカバーをはずし、消 耗した電池を取り出す
新しい電池は + 極を上にして取り 付けます。
手順 4
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付け る
知識
■電池が消耗していると
次のような状態が起こります。 ●スマートエントリー&スタートシステム(装着車のみ)、ワイヤレス機能が
作動しない
●作動距離が短くなる
■ リチウム電池の入手
リチウム電池はトヨタ販売店、時計店およびカメラ店などで購入できます。
●スマートエントリー&スタート装着車:CR1632
●スマートエントリー&スタート非装着車:CR2016
警告
■取りはずした電池と部品について
お子さまにさわらせないでください。 部品が小さいため、誤って飲み込むと、のどなどにつまらせ重大な傷害におよ ぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。
お 手 入 れ の し か た
289
4-2. 簡単な点検・部品交換
注意
■交換後、正常に機能させるために 次のことを必ずお守りください。 ●ぬれた手で電池を交換しない
錆の原因になります。
●電池以外の部品に、ふれたり動かしたりしない ●電極を曲げない ●ドライバーなどにテーピングをしたり布きれをあててからはずしてください。
カバーに傷が付くおそれがあります。
290
4-2. 簡単な点検・部品交換 ウォッシャー液の補給
液面が LOW の位置に近付いた らウォッシャー液を補給する
知識
■ ゲージの使い方
現在の 液量
ウォッシャー液の膜が張っているゲージの 穴部の位置を確認して、ウォッシャー液の 残量を判断します。 残量がゲージの先端から 2 つめの穴部より 下まわった(LOW の位置まで低下した)ら、 ウォッシャー液を補給してください。
■ ウォッシャー液を補給するときは
接続部
ウォッシャー液を補給する際は、インレッ トの接続部をこえる位置まで補給しないで ください。接続部を超える位置までウォッ シャー液を補給すると、接続部からウォッ シャー液がもれることがあります。
お 手 入 れ の し か た
291
4-2. 簡単な点検・部品交換
警告
■ ウォッシャー液を補給するときは
エンジンが熱いときやエンジンがかかっているときは、ウォッシャー液を補給 しないでください。ウォッシャー液にはアルコール成分が含まれているため、エ ンジンなどにかかると出火するおそれがあり危険です。
注意
■ ウォッシャー液について
ウォッシャー液のかわりに、せっけん水やエンジン不凍液などを入れないでく ださい。 車体の塗装にしみがつくおそれがあります。
■ ウォッシャー液のうすめ方
必要に応じて水でうすめてください。水とウォッシャー液の割合は、ウォッ シャー液の容器に表示してある凍結温度を参考にしてください。
■ ウォッシャー液の補給
ウォッシャー液を補給する際は、規定量以上入れないでください。 規定量以上のウォッシャー液を補給すると、ヘッドランプの電球交換時にイン レットを取りはずした際、ウォッシャー液がこぼれることがあります。 ((cid:111)P. 267)
292
4-2. 簡単な点検・部品交換 エアコンフィルターの交換
エアコンを快適にお使いいただくために、エアコンフィルターを定期
的に交換してください。
■ 交換のしかた
手順 1手順 1
スマートエントリー&スタートシステム装着車: “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にする スマートエントリー&スタートシステム非装着車: エンジン スイッチを“ LOCK ”にする
手順 2
グローブボックスを取りはずす グローブボックスのダンパース テーのピンをはずします。 グローブボックス側面を内側に押 してたわませながら、上部のツメ を片側ずつはずします。 グローブボックスを手前に引き出 します。 グローブボックス下部のツメをは ずします。
手順 3
フィルターカバーを取りはずす
お 手 入 れ の し か た
293
4-2. 簡単な点検・部品交換
手順 4
フィルターを取りはずし、新し いフィルターと交換する
「(cid:110)(cid:3)UP」マークの矢印が上を向く ように取り付けます。
手順 5
取り付けるときは、取りはずしたときと逆の手順で取り付け る
知識
■ エアコンフィルターの交換について
エアコンフィルターは次の時期を目安に交換してください。 交換:20,000km [10,000km ※ ] ごと ※大都市や寒冷地など、交通量や粉じんの多い地区
■ エアコンの風量が減少したときは
フィルターの目詰まりが考えられますので、フィルターを交換してください。
注意
■ エアコンを使用するときの注意
●フィルターを装着せずにエアコンを使用すると、故障の原因になることがあり
ます。必ずフィルターを装着してください。
●フィルターは交換するタイプです。
水洗いやエアブローによる清掃はしないでください。
294
トラブルが起きたら
5-1. まず初めに
故障したときは...................... 296
非常点滅灯
(ハザードランプ)............... 297
発炎筒 ..................................... 298
けん引について...................... 300
5-2. 緊急時の対処法
警告灯がついたときは .......... 307
パンクしたときは
(応急用タイヤ装着車)....... 314
パンクしたときは
(タイヤパンク応急修理
キット装着車)..................... 326
エンジンが
かからないときは ............... 341
シフトレバーが
シフトできないときは ....... 343
キーを無くしたときは .......... 344
電子キーが正常に働かないときは
(スマートエントリー&スタート
システム装着車)................. 345
バッテリーが
あがったときは ................... 347
オーバーヒートした
ときは................................... 351
スタックしたときは.............. 354
車両を緊急停止するには ...... 357
295
5-1. まず初めに 故障したときは
故障のときはすみやかに下記の指示に従ってください。
非常点滅灯((cid:111)P. 297)を点滅 させながら、車を路肩に寄せ停 車する
非常点滅灯は、故障などでやむを 得ず路上駐車する場合、他車に知 らせるため使用します。
高速道路や自動車専用道路で は、次のことに従う ● 同乗者を避難させる ● 車両の 50m 以上後方に発炎 筒((cid:111)P. 298)と停止表示 板を置くか、停止表示灯を使 用する ・ 見通しが悪い場合はさらに後
方に置いてください。
・ 発炎筒は、燃料もれの際やトン ネル内では使用しないでくだ さい。
● その後、ガードレールの外側
などに避難する
50m 以上 後方に置く
知識
■停止表示板・停止表示灯について
停止表示板 停止表示灯
296
●高速道路や自動車専用道路でやむを得ず 駐停車する場合は、停止表示板または停 止表示灯の表示が、法律で義務付けられ ています。
●停止表示板・停止表示灯のご購入について は、トヨタ販売店にお問い合わせください。
5-1. まず初めに 非常点滅灯(ハザードランプ)
故障などでやむを得ず路上駐車する場合、他車に知らせるために使用 してください。
スイッチを押す
すべての方向指示灯が点滅しま す。 もう一度押すと消灯します。
知識
■非常点滅灯について
エンジン停止中に、非常点滅灯を長時間使用すると、バッテリーがあがるおそ れがあります。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
297
5-1. まず初めに 発炎筒
高速道路や踏切などでの故障・事故時に非常信号用として使用しま す。(トンネル内や可燃物の近くでは使用しないでください) 発炎時間は約5分です。非常点滅灯と併用してください。
手順 1
助手席足元の発炎筒を取り出す
本体をまわしながら抜き、本体 を逆さにして挿し込む
先端のフタをとり、すり薬で発 炎筒の先端をこすり、着火させ る
必ず車外で使用してください。 着火させる際は、筒先を顔や体に 向けないでください。
すり薬
手順 2
手順 3
298
5-1. まず初めに
知識
■発炎筒の有効期限
本体に表示してある有効期間が切れる前に、トヨタ販売店でお求めください。 有効期限が切れると、着火しなかったり、炎が小さくなる場合があります。
警告
■発炎筒を使用してはいけない場所
次の場所では、発炎筒を使用しないでください。 煙で視界が悪くなったり、引火するおそれがあるため危険です。 ●トンネル内 ●ガソリンなど可燃物の近く
■発炎筒の取り扱いについて
次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。 ●使用中は、発炎筒を顔や体に向けたり、近付けたりしない ●発炎筒は、お子さまにさわらせない
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
299
5-1. まず初めに けん引について
けん引は、できるだけトヨタ販売店または専門業者にご依頼くださ い。 その場合は、レッカー車または、車両運搬車を使用することをおすす めします。
けん引の前に販売店への連絡が必要な状況 次の場合は、駆動系の故障が考えられるため、トヨタ販売店または専門 業者へご連絡ください。 ● エンジンはかかるが車が動かない ● 異常な音がする
レッカー車でけん引するとき
前向きにけん引するときは(FF 車)
パーキングブレーキを解除する
前向きにけん引するときは(4WD 車)
台車を使用して後輪を持ち上げる
300
5-1. まず初めに
うしろ向きにけん引するときは
台車を使用して前輪を持ち上げる
車両運搬車を使用するとき
車両運搬車で輸送するときは、図 の場所で固縛する
鎖やケーブルなどを使用して車両 を固縛する場合は図に黒く示す角 度が 45°になるように固縛する
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
301
5-1. まず初めに
他車にけん引してもらうとき
手順 1
車体に傷が付かないようにロープ をけん引フックにかける
車体に傷が付かないように注意して ください。また、前進方向でけん引し てください。
手順 2
25 m 以内 5 m 以内
ロープの中央に白い布を付ける
布の大きさ: 0.3 m 平方(30 cm × 30 cm)以上
けん引方向
白い布
手順 3
運転者はけん引される車両に乗り、エンジンをかける
スマートエントリー&スタートシステム装着車 エンジンがかからないときは、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ をイグニッション ON モードにしてください。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジンがかからないときは、エンジン スイッチを“ ON ”にしてくだ さい。
手順 4
けん引される車両のシフトレバーを N にしてから、パーキング
ブレーキを解除する
けん引中は、ロープがたるまないよう、減速時なども前の車の速度に合わせ
てください。
シフトレバーがシフトできないときは:(cid:111)P. 343
302
5-1. まず初めに
知識
■ けん引フックの使用目的
けん引フックはけん引してもらうときに使うものであり、他車をけん引するた めのものではありません。
■他車にけん引してもらうときに
エンジンが停止しているとブレーキの効きが悪くなったり、ハンドル操作が通 常より重くなったりします。
■輸送用フックについて
このフックは船舶固縛で車両を輸送すると きに固定するためのものです。他車に引っ 張り出してもらったり、他車をけん引した りすることはできません。 (2ZR-FAE 搭載 FF 車の寒冷地仕様車・ 3ZR-FAE 搭載車・4WD 車のリヤ側フック は、緊急用フックとして使用することがで きます)
輸送用フック
輸送用フック
■緊急用フックについて (2ZR-FAE 搭載 FF 車の寒冷地仕様車・3ZR-FAE 搭載車・4WD 車)
緊急用フック
雪の吹きだまりなどでスタックして走行で きなくなったとき、やむを得ず他車に引っ 張り出してもらうために使用することがで きます。他車をけん引することはできませ ん。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
303
5-1. まず初めに
警告
次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ れがあります。 ■ レッカー車でけん引するとき
FF 車
4WD 車
必ず前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上 げた状態で運搬してください。前輪が地面 に着いた状態でけん引すると、駆動系部品 が破損するおそれがあります。
4 輪とも持ち上げた状態で運搬してくださ い。タイヤが地面に着いた状態でけん引す ると、駆動系部品が破損したり車が台車か ら飛び出したりするおそれがあります。
304
5-1. まず初めに
警告
■他車にけん引してもらうときの運転について
●けん引フックやロープに過剰な負荷をかける急発進などを避けてください。 けん引フックやロープが破損し、その破片が周囲の人などにあたり、重大な傷 害を与えるおそれがあります。 スマートエントリー&スタートシステム装着車
●“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にしないでください。 ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 ●エンジン スイッチを“ LOCK ”にしないでください。
ハンドルがロックされ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
注意
■ レッカー車でけん引するとき
車両の損傷を防ぐために図のようなレッ カー車ではけん引しないでください。
■車両運搬車に車を固縛するとき
ケーブルなどを過度に締め付けすぎないでください。車両の損傷につながるお それがあります。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
305
5-1. まず初めに
注意
■駆動系部品の損傷を防ぐために
●他車にけん引してもらうときは次のことを必ずお守りください。
・ ワイヤーロープは使用しない ・ 速度 30 km/h 以下、距離 80 km 以内でけん引する ・ 前進方向でけん引する ・ サスペンション部などにロープをかけない
●この車両で他車やボート(トレーラー)などをけん引しないでください。
■長い下り坂でけん引するときは
FF 車
レッカー車で前輪を持ち上げるか、4 輪とも持ち上げた状態でけん引してくだ さい。 レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあり ます。
4WD 車
レッカー車で 4 輪とも持ち上げた状態でけん引してください。 レッカー車でけん引しないと、ブレーキが過熱し効きが悪くなるおそれがあり ます。
■輸送用フックについて
輸送用フックで他車に引っ張り出してもらったり、他車をけん引したりしない でください。装置の変形や車両の損傷などにつながるおそれがあります。
■緊急用フックについて (2ZR-FAE 搭載 FF 車の寒冷地仕様車・3ZR-FAE 搭載車・4WD 車) 次のことを必ずお守りください。お守りいただかないと、装置の変形や車両の 損傷などにつながるおそれがあります。 ●やむを得ない場合以外は使用しないでください。 ●緊急用フックで他車をけん引しないでください。
306
5-2. 緊急時の対処法 警告灯がついたときは
警告灯が点灯または点滅したままの場合は、落ち着いて次のようにご 対処ください。点灯・点滅しても、その後消灯すれば異常ではありま せん。ただし、同じ現象が再度発生した場合は、トヨタ販売店で点検 を受けてください。
ただちに停車してください。走行を続けると危険です。 次の警告はブレーキの故障のおそれがあることを意味します。ただちに 安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してください。
警告灯
警告灯名・警告内容
ブレーキ警告灯(警告ブザー)※ ・ ブレーキ液の不足、またはブレーキ系統の異常 パーキングブレーキが解除されていないときも点灯します。解 除後、消灯すれば正常です。
※ パーキングブレーキ未解除走行時警告ブザー:
パーキングブレーキを解除しないまま車を発進させ、車速が 5 km/h 以上になると、 警告ブザーが鳴ります。 警告ブザーが鳴ったときは、パーキングブレーキを解除してください。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
307
5-2. 緊急時の対処法
ただちに停車してください。 次の警告は、お車へのダメージや思わぬ危険を招くおそれがあることを 意味します。ただちに安全な場所に停車し、トヨタ販売店へ連絡してく ださい。
警告灯
警告灯名・警告内容
充電警告灯
充電系統の異常
油圧警告灯
エンジンオイルの圧力異常
水温警告灯
(赤色点灯)
エンジンがオーバーヒートしている((cid:111)P. 351)
308
5-2. 緊急時の対処法
ただちに点検を受けてください。 次の警告は、放置すると、システムが正しく働かず、思わぬ危険や故障 を招くおそれがあることを意味します。ただちにトヨタ販売店で点検を 受けてください。
警告灯
警告灯名・警告内容
エンジン警告灯 ・ エンジン電子制御システムの異常 ・ 電子制御スロットルの異常 ・ オートマチックトランスミッション電子制御システムの異常 SRS エアバッグ/プリテンショナー警告灯 ・ SRS エアバッグシステムの異常 ・ プリテンショナー付きシートベルトシステムの異常 ABS &ブレーキアシスト警告灯 ・ ABS の異常 ・ ブレーキアシストの異常 パワーステアリング警告灯
EPS(エレクトリックパワーステアリング)の異常
スリップ表示灯 ・ S-VSC システムの異常 ・ TRC システムの異常 ディスチャージヘッドランプオートレベリング警告灯*
自動光軸調整システムの異常
4WD 警告灯*
4WD システムの異常
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
(点灯)
クルーズコントロール警告灯*
クルーズコントロールシステムの異常
(黄色)
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
309
5-2. 緊急時の対処法
ただちに処置してください。 次の警告はそれぞれの対処方法に従って処置し、警告灯が消灯するのを 確認してください。
警告灯
警告灯名・警告内容
対処方法
(赤色点滅)
(点滅)
水温警告灯
エンジンがオーバーヒート気 味
半ドア警告灯(警告ブザー)
いずれかのドアが確実に閉 まっていない 燃料残量警告灯
燃料の残量(約 9 L 以下)
運転席シートベルト 非着用警告灯 (警告ブザー)※
運転席シートベルトの非着用
助手席シートベルト 非着用警告灯 (警告ブザー)※
注意して走行する
全ドアを閉める
燃料を補給
シートベルトを着用
シートベルトを着用
(点滅)
助手席シートベルトの非着用 ※ 運転席・助手席シートベルト非着用警告ブザー:
運転席・助手席シートベルト非着用のまま車速が約 20 km/h 以上になると警告ブ ザーが 30 秒間断続的に鳴ります。その後も運転席・助手席シートベルト非着用のま まだと、ブザーの音がかわり 90 秒間鳴ります。
310
5-2. 緊急時の対処法
知識
■助手席シートベルト非着用警告灯の乗員検知センサーの作動について
●乗員がいなくても、シートに荷物などを置くと、センサーが重量を検知して
警告灯が点滅することがあります。
●座布団などを敷くと、センサーが乗員を検知せず警告灯が作動しないことが
あります。
■ パワーステアリング警告灯について
バッテリーの充電が不十分な場合、または一時的に電圧が下がった場合に点灯 することがあります。
警告
■ パワーステアリング警告灯が点灯したときは
ハンドルが非常に重くなることがあります。ハンドルを操作して通常より重い ときは、ハンドルをしっかりと持ち、通常より強く操作してください。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
311
5-2. 緊急時の対処法
ただちに処置してください。(スマートエントリー&スタートシステム装着車) 次の警告はそれぞれの対処方法に従って処置し、警告灯が消灯するのを 確認してください。
車内 警告 ブザー
車外 警告 ブザー
警告灯
警告内容
対処方法
車室内に電子キーがな い状態でエンジンをか けようとした 正規の電子キーが車室 内にない状態で走行を はじめた メカニカルキーで解錠 して“ エンジン スター ト ストップ ”スイッチ を押した際、車室内で キーを検出できなかっ た “ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを押 し た と き に 車 室 内 で キーを検出できないこ とが 2 回連続で続いた シフトレバーが P で “ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にせずに、運転席 ド ア を 開 閉 し て 電 子 キ ー を 車 外 に 持 ち 出 し、ス マ ー ト エ ン ト リー&スタートシステ ムでドアを施錠しよう とした
車室内に電子キーがあ るか確認する
ブレーキを踏みながら 電子キーで“ エンジン スタート ストップ ”ス イッチにふれる
“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にしたあと、再度 施錠する
1 回
なし
1 回
連続音
(10 秒間)
312
5-2. 緊急時の対処法
車内 警告 ブザー
車外 警告 ブザー
警告灯
警告内容
対処方法
運転席以外のドアを開 閉して、電子キーを車 外に持ち出した
“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にする または 電子キーを車室内に持 ち込む
1 回
3 回
連続音
連続音
シフトレバーが P で、 “ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にせずに運転席ド ア を 開 閉 し て、電 子 キーを車外に持ち出し た シフトレバーが P 以外 で、“ エンジン スター ト ストップ ”スイッチ を OFF にせずに運転席 ドアを開閉して、電子 キーを車外に持ち出し た
“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にする または 電子キーを車室内に持 ち込む
・“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にする ・シフトレバーをPにす る ・電子キーを車室内に 持ち込む
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
313
5-2. 緊急時の対処法 パンクしたときは(応急用タイヤ装着車)
この車両には、応急用タイヤが搭載されています。パンクしたタイヤ を、備え付けの応急用タイヤと交換してください。
(タイヤについての詳しい説明は、P. 252 をご覧ください) ■ ジャッキで車体を持ち上げる前に ● 地面が固く平らな場所に移動する ● パーキングブレーキをかける ● シフトレバーを P に入れる ● エンジンを停止する ● 非常点滅灯を点滅させる
■ 工具とジャッキ位置
工具袋 バルブ交換ツール ジャッキハンドル ホイールナット レンチ
エクステンション ジャッキ 応急用タイヤ
314
5-2. 緊急時の対処法
工具袋、ジャッキの取り出しかた
手順 4手順 4手順 1
手順 2
中央デッキボードを取りはずす((cid:111)P. 239) 左デッキボードを取りはずす((cid:111)P. 240)
手順 3
カバーをはずす
手順 4
手順 5
固定バンドをはずし、工具袋を取 り出す
ジャッキを取り出す
ゆるめる 締める
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
315
5-2. 緊急時の対処法
応急用タイヤの取り出し方
手順 4手順 4手順 1
デッキボードを取りはずす((cid:111)P. 239)
手順 2
手順 3
手順 4
ラゲージルーム後部床上にある マットの切り欠き部分をめくり、 操作ボルトにエクステンションを 取り付ける
エクステンションにホイールナッ トレンチを取り付け、操作ボルト をまわしながら応急用タイヤが地 面に着くまでゆるめる
アタッチメントをホイール穴から はずし、応急用タイヤを取り出す
手順 4手順 4手順 5
アタッチメントをもとにもどす ホイールナットレンチで操作ボルトを締め付けて、アタッチメントを巻き上 げます。
316
5-2. 緊急時の対処法
パンクしたタイヤの交換
手順 1
輪止め※をする
前輪
パンクしたタイヤ 輪止めの位置 右側後輪うしろ 左側後輪うしろ 右側前輪前 左側前輪前
左側 右側 左側 右側
後輪
手順 2
※ 輪止めはトヨタ販売店で購入する
ことができます。
ホイールキャップをはずす*
* スチールホイールのみ
手順 3
ナットを少し(約 1 回転)ゆるめる
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
317
5-2. 緊急時の対処法
手順 4
手順 5
手順 6
手順 7
318
ジャッキの A 部を手でまわして、 ジャッキ溝をジャッキセット位置 にしっかりかける
ホイールナットレンチをジャッキ ハンドルに組み付ける
タイヤが地面から少し離れるま で、車体を上げる
ナットをすべて取りはずし、タイ ヤを取りはずす
タイヤを直接地面に置くときは、ホ イールの意匠面に傷が付かないよう 意匠面を上にします。
5-2. 緊急時の対処法
タイヤの取り付け
手順 1
ホイール接触面の汚れをふき取る ホイール接触面が汚れていると、走行 中にナットが緩み、タイヤがはずれる おそれがあります。
手順 2
タイヤを取り付け、タイヤががたつかない程度まで手でナットを 仮締めする
スチールホイールからスチールホイールにかえるとき(応急用タイヤ を含む)
ナットのテーパー部がホイールの シート部に軽くあたるまでまわす
テーパー部
シート部
アルミホイールから応急用タイヤにかえるとき
テーパー部
シート部
ナットのテーパー部がホイールの シート部に軽くあたるまでまわす
319
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
5-2. 緊急時の対処法
アルミホイールからアルミホイールにかえるとき
座金
ホイール
手順 3
手順 4
手順 5
320
ナットの座金がホイールにあたる までまわす
車体を下げる
図の番号順でナットを 2、3 度しっ かり締め付ける
締め付けトルク: 103 N・m (1050 kgf・cm)
ホイールキャップを取り付ける * タイヤのバルブ ( 空気口 ) に切り欠き を合わせてホイールキャップを確実 に取り付けます。
* スチールホイールのみ(応急用タイ ヤに取り付けることはできません)
5-2. 緊急時の対処法
手順 6
すべての工具・ジャッキ・パンクしたタイヤを収納する
応急用タイヤの格納
手順 1
手順 2
アタッチメントをホイール穴に取 り付ける
ホイールの意匠面を上にしてアタッ チメントを取り付けてください。
操作ボルトにエクステンションを 取り付け、ホイールナットレンチ で操作ボルトを締め付ける
タイヤが地面から離れたときは、ア タッチメントがホイール穴からはず れていないか確認してください。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
321
5-2. 緊急時の対処法
知識
■応急用タイヤについて
●タイヤの側面に TEMPORARY USE ONLY と書かれています。応急用にの
みお使いください。
●空気圧を必ず点検してください。((cid:111)P. 364)
■操作ボルトの締めすぎ防止機構について
タイヤ格納時に操作ボルトを約 40 N・m(400 kgf・cm)以上の力で締め付 けると、カチッと音がして、それ以上締め付けられない構造になっています。 これは操作ボルトの締めすぎ防止機構の働きによるもので異常ではありませ ん。
■ エクステンションについて
エクステンションは、操作ボルトにのみ使用するものです。他の部品には使用 しないでください。
322
5-2. 緊急時の対処法
警告
■ ジャッキの使用について
ジャッキの取り扱いを誤ると、車が落下して死亡またはけがにつながるおそれ があります。 次のことをお守りください。 ●ジャッキはタイヤ交換、タイヤチェーン取り付け、取りはずし以外の目的で使
用しない
●備え付けのジャッキは、お客様の車にしか使うことができないため他の車に
使ったり、他の車のジャッキをお客様の車に使わない
●ジャッキセット位置に正しくジャッキがかかっていることを確かめる ●ジャッキで支えられている車の下に体を入れない ●ジャッキで支えられている状態で、エンジンをかけたり走らせない ●車内に人を乗せたまま車を持ち上げない ●車を持ち上げるときは、ジャッキの上または下にものをのせない ●車を持ち上げるときは、タイヤ交換できる高さ以上に上げない ●車の下にもぐりこんで作業する場合はジャッキスタンドを使用する 車両を下げる際は特に、ご自身や周囲の人がけがをしないよう注意してくださ い。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
323
5-2. 緊急時の対処法
警告
■ タイヤ交換について
●走行直後、ディスクホイールやブレーキまわりなどにはふれないでください。 走行直後のディスクホイールやブレーキまわりは高温になっているためタイ ヤ交換などで手や足などがふれると、やけどをするおそれがあります。
●次のことをお守りいただかないとナットがゆるみ、ホイールがはずれ落ち、重
大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります ・ ホイールの交換後はすぐに 103 N・m(1050 kgf・cm)の力でナット
を締める
・ タイヤの取り付けには、使用しているホイール専用のナットを使用する ・ ボルトやナットのねじ部や、ホイールのボルト穴につぶれや亀裂などの異
常がある場合は、トヨタ販売店で点検を受ける
・ ナットを取り付けるときは、必ずテーパー部を内側にして取り付ける ((cid:111)P. 256)
■応急用タイヤを使用するときは
●お客様のお車専用になっているため、他の車には使用しないでください ●同時に2つ以上のスペアタイヤを使用しないでください ●できるだけ早く通常のタイヤと交換してください ●急加速、急ブレーキ、急減速、急旋回は避けてください
■応急用タイヤ使用時の速度制限
応急用タイヤを装着しているときは、100 km/h 以上の速度で走行しないでく ださい。 応急用タイヤは、高速走行に適していないため、思わぬ事故につながるおそれ があります。
324
5-2. 緊急時の対処法
警告
■応急用タイヤ装着中は
正確な車両速度が検出できない場合があり、下記のシステムが正常に作動しな くなるおそれがあります。 ●ABS ●ブレーキアシスト ●S-VSC ●TRC ●クルーズコントロール* また、下記のシステムは、性能が十分に発揮できないばかりでなく、駆動系部 品に悪影響を与えるおそれがあります。 ●4WD システム*
注意
■ パンクしたままの走行について
タイヤがパンクした状態で走行を続けないでください。 短い距離の運転でも、タイヤとホイールが修理できないほどの損傷になります。
■応急用タイヤ装着中は段差に注意
応急用タイヤ装着中は、標準タイヤの装着時にくらべ車高が低くなっています。 段差を乗りこえるときはご注意ください。 ■応急用タイヤ使用時のタイヤチェーン装着
応急用タイヤには、タイヤチェーンを装着しないでください。 タイヤチェーンが車体側にあたり、走行に悪影響をおよぼすおそれがあります。 雪道、凍結路で前輪がパンクした場合は、応急用タイヤを前輪として使用せず、 後輪に使用し、はずした後輪を前輪に付けてからタイヤチェーンを装着してく ださい。
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
325
5-2. 緊急時の対処法 パンクしたときは(タイヤパンク応急修理キット装着車)
タイヤパンク応急修理キット装着車には、スペアタイヤが搭載されて いません。 タイヤがパンクしたときにタイヤパンク応急修理キットで応急修理 することができます。釘やねじなどが刺さった程度の軽度なパンクを 応急修理できます(パンク補修液 1 本につき、応急修理できるタイヤ は 1 本です)。パンクしたタイヤの損傷状況により、応急修理キット では応急修理できない場合があります。((cid:111)P. 329) タイヤパンク応急修理キットで応急修理したタイヤの修理・交換につ いては、トヨタ販売店にご相談ください。タイヤパンク応急修理キッ トによる応急修理は、一時的な処置です。できるだけ早くタイヤを修 理・交換してください。 ■ 応急修理する前に
● 地面が固く平らな場所に移動する ● パーキングブレーキをかける ● シフトレバーを P に入れる ● エンジンを停止する ● 非常点滅灯を点滅させる
326
5-2. 緊急時の対処法
■ タイヤパンク応急修理キットと工具、ジャッキの位置
工具袋 バルブ交換ツール ジャッキハンドル ホイールナット レンチ
エクステンション ジャッキ※ タイヤパンク応急修理キット
※:ジャッキの使い方((cid:111)P. 317) ■ タイヤパンク応急修理キットの内容、各部名称
ボトル
パンク補修液注入済ラベル
ホース
空気逃がし キャップ
速度制限ラベル
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
327
5-2. 緊急時の対処法
コンプレッサー
空気圧計
スイッチ
電源プラグ
応急修理キットの格納場所
ラゲージルームのデッキボードの 下((cid:111)P. 239)
328
5-2. 緊急時の対処法
応急修理する前に 応急修理をする前に、タイヤ損傷の程度を確認する
釘やねじなどが刺さった場合のみ タイヤを応急修理してください。 ・ タイヤに刺さっている釘やねじなど は抜かないでください。抜いてしま うと穴が大きくなりすぎ応急修理が できなくなることがあります。 ・ パンク補修液がもれないようにする ため、パンク箇所が分かっている場 合は、パンク箇所が上になるように 車両を移動してください。
注意
■応急修理キットによる応急処置が不可能な場合
次のときは、応急修理キットでは応急処置できません。トヨタ販売店にご連絡 ください。 ●タイヤ空気圧が不十分な状態で走行してタイヤが損傷しているとき ●タイヤ側面など、接地面以外に穴や損傷があるとき ●タイヤがホイールから明らかにはずれているとき ●タイヤに 4mm 以上の切り傷や刺し傷があるとき ●ホイールが破損しているとき ●2 本以上のタイヤがパンクしているとき ●1 本のタイヤに 2ヶ所以上の切り傷や刺し傷があるとき ●補修液の有効期限が切れているとき
ト ラ ブ ル が 起 き た ら
329
5-2. 緊急時の対処法
応急修理するときは
手順 1
応急修理キットをカバーから取り出す
パンクしたタイヤのバルブからバ ルブキャップを取りはずす
ボトルのホースから空気逃がし キャップを取りはずす
空気逃がしキャップは再度使用する ため、無くさないように保管してくだ さい。
ボトルのホースをパンクしたタイ ヤのバルブに接続する
ホース先端を時計まわりにまわして しっかりと最後までねじ込みます。
手順 2
手順 3
手順 4
330
5-2. 緊急時の対処法
手順 5
コ ン プ レ ッ サ ー の ス イ ッ チ が OFF であることを確認する
手順 6
コンプレッサーのゴム栓をはずす
手順 7
コンプレッサーの電源プラグをア クセサリーソケットに挿し込む ((cid:111)P. 232)