4WD オートモードスイッチ (cid:13) P. 184
14
(cid:13):車両型式などで異なる装備やオプション装備
15
知っておいていただきたいこと
本書の内容について
本書はオプションを含むすべての装備の説明をしています。 そのため、お客様のお車にはない装備の説明が記載されている場合があります。 また、車の仕様変更により、内容がお車と一致しない場合がありますのでご了承 ください。 トヨタ販売店で取り付けられた装備(販売店オプション)の取り扱いについて は、その商品に付属の取扱書をお読みください。 イラストは、記載している仕様などの違いにより、お客様のお車の装備と一致し ない場合があります。
不正改造について
● トヨタが国土交通省に届け出をした部品以外のものを装着すると、不正改造
になることがあります。
● 車高を下げたり、ワイドタイヤを装着するなど、車の性能や機能に適さない 部品を装着すると、故障の原因となったり、事故を起こし、重大な傷害を受 けるおそれがあり危険です。
● ハンドルの改造は絶対にしないでください。ハンドルには SRS エアバッグが 内蔵されているため、不適切に扱うと、正常に作動しなくなったり、誤って ふくらみ、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあり ます。
● 次の場合はトヨタ販売店にご相談ください。
・ タイヤ・ディスクホイール・ホイール取り付けナットの交換。
異なった種類や指定以外のものを使用すると、走行に悪影響をおよぼした り、不正改造になることがあります。
・ 電装品・無線機などの取り付け、取りはずし。
電子機器部品に悪影響をおよぼしたり、故障や車両火災など事故につなが るおそれがあり危険です。 RF 送信機の取り付けについては、P. 19 も参照してください。
● フロントガラス、および運転席・助手席の窓ガラスに着色フィルム(含む透 明フィルム)などを貼り付けないでください。視界をさまたげるばかりでな く、不正改造につながるおそれがあります。
16
運転についてのご注意
他の車や歩行者など、周囲の状況に常に注意を払い、安全運転を心がけてくださ い。 酒気帯び運転は絶対しないでください。お酒を飲むと注意力と判断力がにぶり、 思いがけない事故を引き起こすおそれがあります。また、眠気をもよおす薬を飲 んだときも運転を控えてください。 運転中に携帯電話を使用したり、装置の調節などをしないでください。周囲の状 況などへの注意が不十分になり、大変危険です。ハンズフリー以外の自動車電話 や携帯電話を運転中に使用することは法律で禁止されています。
車両データの記録について
お車には、車両の制御や操作に関するデータなどを記録するコンピューターが複 数装備されており、主に次のようなデータを記録します。 ・ エンジン回転数 ・ アクセルの操作状況 ・ ブレーキの操作状況 ・ 車速 ・ シフトポジション グレード・オプション装備により記録されるデータ項目は異なります。なお、コ ンピューターは会話などの音声や映像は記録しません。 ● データの取り扱いについて トヨタはコンピューターに記録されたデータを車両の故障診断・研究開発・品質 の向上を目的に取得・利用することがあります。 なお、次の場合を除き、トヨタは取得したデータを第三者へ開示または提供する ことはありません。 ・ お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合 ・ 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合 ・ 統計的な処理を行う目的で、使用者や車両が特定されないように加工した
データを研究機関などに提供する場合
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イベントデータレコーダー
お車には、イベントデータレコーダー(EDR) が装備されています。EDR は、 一定の衝突や衝突に近い状態(SRS エアバッグの作動および路上障害物との接 触など)が発生した時に車両システムの作動状況に関するデータを記録します。 EDR は車両の動きや安全システムに関するデータを短時間記録するように作ら れています。ただし、衝突の程度と形態によっては、データが記録されない場合 があります。 EDR は次のようなデータを記録します。 ・ 車両の各システムの作動状況 ・ アクセルペダルおよびブレーキペダルの操作状況 ・ 車速 これらのデータは、衝突や傷害が発生した状況を把握するのに役立ちます。 注意:EDR は衝突が発生したときにデータを記録します。通常走行時にはデー タは記録されません。また、個人情報(例:氏名・性別・年齢・衝突場所)は記 録されません。ただし、事故調査の際に法執行機関などの第三者が、通常の手続 きとして収集した個人を特定できる種類のデータと EDR データを組み合わせて 使用することがあります。EDR で記録されたデータを読み出すには、特別な装 置を車両または EDR へ接続する必要があります。トヨタにくわえ、法執行機関 などの特別な装置を所有する第三者が車両または EDR に接続した場合でも情報 を読み出すことができます。 ● EDR データの情報開示 次の場合を除き、トヨタは EDR で記録されたデータを第三者へ開示することは ありません。 ・ お車の使用者の同意(リース車は借主の同意)がある場合 ・ 警察・裁判所・政府機関などの法的強制力のある要請に基づく場合 ・ トヨタが訴訟で使用する場合 ただし、トヨタは ・ データを車両安全性能の研究に使用することがあります。 ・ 使用者・車両が特定されないデータを調査目的で第三者に開示することがあ
ります。
18
RF 送信機の取り付けについて
お車へ RF 送信機を取り付けると、次のようなシステムに影響をおよぼす可能性 があります。 ● EFI コンピュータ ● クルーズコントロール ● ABS(アンチロックブレーキシステム) ● SRS エアバッグ ● シートベルトプリテンショナー 悪影響を防ぐための措置や取り付け方法については、必ずトヨタ販売店にお問い 合わせください。 ご希望により、RF 送信機の取り付けに関する詳しい情報(周波数帯域・電力レ ベル・アンテナ位置・取り付け条件)をトヨタ販売店にてご提供します。
保証および点検について
保証および点検整備については、別冊「メンテナンスノート」に記載しています ので、併せてお読みください。 日常点検整備や定期点検整備は、お客様の責任において実施してください。 (法律で義務付けられています)
警告
■ お子さまを乗せるときは
お子さまを車の中に残したままにしないでください。車内が高温になって熱射 病や脱水症状になり、重大な健康障害におよぶか、最悪の場合死亡につながる おそれがあります。 また、お子さまが車内の装置を操作し、ドアガラスなどに挟まれたり、ライ ター・発炎筒などでやけどしたり、運転装置を動かして、思わぬ事故につなが るおそれがあり危険です。 お車にお子さまを乗せる場合は、お子さまの安全を確保するための注意事項や チャイルドシートの取り付けかたなどをまとめた「チャイルドシートの取り付 け」 ((cid:111)P. 126)をお読みください。
19
本書の中の表示について
警告、注意、知識について
警告
ここに記載されていることをお守りいただかないと、生命の危険または、重大な 傷害につながるおそれがあります。お客様自身と周囲の人々への危険を避けたり 減少させたりするため必ずお読みください。
注意
ここに記載されていることをお守りいただかないと、お車や装備品の故障や破損 につながるおそれや、正しい性能を確保できない場合があります。
知識
機能の説明や操作方法の説明以外で知っておいていただきたいこと、知っておく と便利なことを説明しています。
イラスト内の表示について
セーフティーシンボル “してはいけません”“このようにしないでください”“このようなこと を起こさないでください”という意味を表しています。
操作を示す矢印
スイッチなどの操作(押す、まわすなど) を示しています。 操作後の作動(フタが開くなど)を示して います。
20
運転する前に
1-1. キーの取り扱い
1-5. 給油のしかた
キー............................................ 22
給油口の開け方......................... 98
1-2. ドアの開閉のしかた、
1-6. 盗難防止システム
エンジンイモビライザー
システム............................... 102
1-7. 安全にお使いいただくために
正しい運転姿勢...................... 104
SRS エアバッグ.................... 106
子供専用シート...................... 115
チャイルドシートの
取り付け............................... 126
ロックのしかた
スマートエントリー&
スタートシステム.................. 25
ワイヤレスリモコン................. 38
ドア............................................ 41
バックドア................................ 44
1-3. シート、ハンドル、ミラーの
調整のしかた
フロントシート ........................ 50
セカンドシート ........................ 52
サードシート ............................ 58
ヘッドレスト ............................ 60
シートアレンジ ........................ 62
シートベルト ............................ 74
ハンドル.................................... 82
インナーミラー ........................ 83
ドアミラー................................ 84
1-4. ドアガラス・ムーンルーフの
開け方、閉め方
パワーウインドウ .................... 87
ムーンルーフ ............................ 92
21
1-1. キーの取り扱い キー
お客様へ次のキーをお渡しします。
スマートエントリー&スタートシステム装着車 電子キー ・ スマートエントリー&スター トシステムの作動((cid:111)P. 25)
・ ワイヤレス機能の作動
((cid:111)P. 38)
メカニカルキー キーナンバープレート
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
BTO11AR001
キー(ワイヤレス機能装着) ワイヤレス機能の作動((cid:111)P. 38) キー(ワイヤレス機能非装着) キーナンバープレート
22
1-1. キーの取扱い
メカニカルキーを使うには(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
メカニカルキーを取り出す
使用後はもとにもどし、電子キーと一 緒に携帯してください。電子キーの電 池が切れたときやスマートエント リー&スタートシステムが正常に作 動しないとき、メカニカルキーが必要 になります。((cid:111)P. 345)
運 転 す る 前 に
BTO11AR003
知識
■ キーナンバープレート
車内以外の安全な場所(財布の中など)に保管してください。万一キーを紛失 した場合、トヨタ販売店でキーナンバーから新しいキーが作製できます。 ((cid:111)P. 344) ■航空機に乗るときは
航空機に電子キー・ワイヤレスキーを持ち込む場合は、航空機内で電子キーの スイッチを押さないでください。また、かばんなどに保管する場合でも、簡単 にスイッチが押されないように保管してください。スイッチが押されると電波 が発信され、航空機の運行に支障をおよぼすおそれがあります。
23
1-1. キーの取扱い
注意
■ キーの故障を防ぐために
電子キーは精密機器です。次のことをお守りください。 ●落としたり、強い衝撃を与えたり、曲げたりしない ●温度の高い所に長時間放置しない ●ぬらしたり超音波洗浄機などで洗ったりしない ●キーに金属製または磁気を帯びた製品を取り付けたり、近付けたりしない ●分解しない ●電子キー表面にシールなどを貼らない ●テレビやオーディオ、電磁調理器などの磁気を帯びた製品や、低周波治療器な
どの電気医療機器の近くに置かない
■ キーについて
電子キー・ワイヤレスキーは電波法の認証に適合しています。必ず次のことを お守りください。 ●電池交換時以外は、不用意に分解しないでください。分解、改造したものを使
用することは法律で禁止されています。
●必ず日本国内でご使用ください。
■ キーを携帯するときは
電源を入れた状態の電化製品とは10 cm以上離して携帯してください。10 cm 以内にあると電化製品の電波と干渉し正常に機能しない場合があります。
■ スマートエントリー&スタートシステムの故障などで販売店に車両を持ってい
くときは 車両に付属しているすべての電子キーをお持ちください。
■ キーを紛失したときは
キーを紛失した状態で放置すると、盗難の危険性が極めて高くなります。車両 に付属している残りのキーをすべてお持ちのうえ、ただちにトヨタ販売店にご 相談ください。
24
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた スマートエントリー&スタートシステム*
電子キーをポケットなどに携帯していると、次の操作が行えます。 (必ず運転者が携帯してください)
電子キー
電子キー
運 転 す る 前 に
電子キー
ドアの解錠・施錠 ((cid:111)P. 26) バックドアの解錠・施錠 ((cid:111)P. 27) エンジンの始動 ((cid:111)P. 144)
BTO12AR001
* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備
25
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
ドアの解錠・施錠(フロント席ドアハンドルのみ)
ハンドルを握って解錠する
ハンドル裏面のセンサー部に確実に ふれてください。
施錠操作後3秒間は解錠できません。
ドアハンドル上側のロックセン サー部(ハンドルのくぼみ部)に ふれ施錠する
必ず施錠されたことを確認してくだ さい。
BTO12AR002
BTO12AR003
26
バックドアの解錠・施錠
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
バックドアオープンスイッチを押 して解錠する
バックドアオープンスイッチを約 1
秒押し続けると、バックドアロックを
解除します。
施錠操作後3秒間は解錠できません。
車から離れるときは、バックドアを施 錠してください。バックドアを閉めて も自動的に施錠されません。
ロックスイッチを押して施錠する 必ず施錠されたことを確認してくだ さい。
運 転 す る 前 に
BTO12AR004
BTO12AR005
27
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
アンテナの位置と作動範囲 ■ アンテナの位置
車外アンテナ 車内アンテナ ラゲージルーム内アンテナ ラゲージルーム外アンテナ
■ 作動範囲(電子キーの検知エリア)
BTO12AR006
: ドアの施錠・解錠時 フロント席ドアハンドルおよび バックドアハンドルから周囲約 70 cm 以内で電子キーを携帯 している場合に作動します。 : エ ン ジ ン 始 動 時 ま た は モード切りかえ時 車内で電子キーを携帯している 場合に作動します。
28
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
知識
■作動の合図
ブザーと非常点滅灯の点滅で知らせます。(施錠は 1 回、解錠は 2 回)
■ ドアハンドル上側のロックセンサーで施錠できないときは
ドアハンドル上側のロックセンサー部にふ れても施錠できないときは、上下のロック センサー部に同時にふれてください。
運 転 す る 前 に
BTO12AR008
■節電機能
長期駐車時に電子キーの電池と車両のバッテリーあがりを防止するため、節電 機能が働きます。 ●次の状況では、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠に時間が
かかる場合があります。 ・ 車の外約 2m 以内に電子キーを 10 分以上放置した。 ・ 5 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった。 ・ 14 日間以上スマートエントリー&スタートシステムを使用しなかった場 合、運転席以外での解錠ができなくなります。この場合は、運転席のドア ハンドルを握る、もしくは、ワイヤレス機能、メカニカルキーで解錠して ください。
29
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■電池の消耗について
●電池の標準的な寿命は 1 〜 2 年です。 ●電池残量が少なくなると、エンジンを停止した際に車内から警告音が鳴りま
す。((cid:111)P. 34)
●電子キーは常に電波を受信しているため、使用していないあいだでも電池が 消耗します。次のような状態になったときは、電池が消耗している可能性が あります。新しい電池に交換してください。 ・ スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレスリモコンが作動し
ない
・ 作動範囲が狭くなった ・ 電子キーの LED が点灯しない
●電池の著しい消耗を防ぐため、次のような磁気を発生する電化製品の 1 m 以
内に電子キーを保管しないでください。 ・ テレビ ・ パソコン ・ 携帯電話やコードレス電話機やその充電器 ・ 電気スタンド ・ 電磁調理器
■ システムを正しく作動させるために
必ず電子キーを携帯した上でスマートエントリー&スタートシステムを作動さ せてください。
30
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■電子キーの検知に関する留意事項
●車外から操作する場合は電子キーを車に近付けすぎないようにしてくださ い。作動時の電子キーの位置や持ち方によっては、電子キーが正しく検知さ れず、システムが正しく作動しないことがあります。(誤ってブザーが鳴っ たり、キー閉じ込み防止機能が働かない場合があります)
●電子キーが作動範囲内にあっても、次のような場合は正しく作動しないこと
があります。 ・ ドアの施錠・解錠時に電子キーがドアガラスやドアハンドルに近付きすぎ
る、または地面の近くや高い場所にある場合
・ 電子キーがインストルメントパネルやフロア上、またはグローブボックス
内などに置かれている場合
●インストルメントパネル上面・ドアポケット付近に電子キーを置いたまま車 外に出ると、電波の状況によっては車外アンテナに検知されて車外からのド アロックが可能になる場合があり、電子キーが車内に閉じ込められるおそれ があるため注意してください。
■ スマートエントリー&スタートシステム特有の留意事項
●電子キーが作動範囲内にあれば、電子キーを携帯している人以外でも施錠・ 解錠できます。ただし、電子キーを検知しているドア以外では解錠できませ ん。
●電子キーが作動範囲内にある場合に洗車や大雨などでドアハンドルに大量 の水がかかると、ドアが施錠・解錠することがあります。解錠された場合で も、ドアの開閉操作がなければ約 30 秒後に自動的に施錠されます。
●電子キーが車室内または車両に近い位置にある場合にワイヤレスリモコン などで施錠を行うと、スマートエントリー&スタートシステムによる解錠が できなくなることがあります。この場合は、ワイヤレスリモコンを使って解 錠してください。
運 転 す る 前 に
31
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■施錠時の留意事項
●手袋を着けてロックセンサーにふれた場合、施錠が遅れたり、施錠されな かったりすることがあります。その場合、手袋をはずしてロックセンサーに ふれてください。
●ロック操作は、連続で 2 回まで有効で、3 回目以降はロック動作しません。 ●キーを携帯して洗車などで水をドアハンドルにかけた場合、施錠/解錠動作 をくり返すことがあります。その場合はキーを車両から 2m 以上離れた場所 に保管して、洗車などをしてください。(キーの盗難に注意してください) ●車室内にキーがあるときに、洗車機で洗車するなどして水をドアハンドルに かけた場合、車室外のブザーが吹鳴することがあります。その場合は全ドア を施錠すればブザーは止まります。
●ロックセンサーの表面に氷や雪、泥が付着した場合、センサーが反応しない 場合があります。反応しない場合は表面に付着した氷や雪、泥を取り除いて 再度操作するか、ドアハンドル下部のロックセンサーを使って操作してくだ さい。
●ドアハンドルを操作するときに、爪がドアにあたる場合があります。ドアを
傷付けたり、爪を割ったりしないように注意してください。
32
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■解錠時の留意事項
●急なドアハンドル操作や、車外アンテナの作動範囲内へ急に入ってドアハン ドルを操作したときは、解錠できない場合があります。解除されなかった場 合は、ドアハンドルを一度もとの位置にもどし、再度解錠操作をして、解錠 されたことを確認してからドアハンドルを引いてください。
●手袋を着けてドアハンドルを握った場合は、解錠が遅れたり、解錠されな
かったりすることがあります。
●作動範囲内に他の電子キーがあるときは、ドアハンドルを握ってから解錠す
るまでの時間が少し長くなる場合があります。
運 転 す る 前 に
■長期間運転しないときは
●盗難防止のため、電子キーを車両から 2 m 以上離しておいてください。 ●あらかじめスマートスタート&エントリーシステムを非作動にすることが
できます。((cid:111)P. 367)
■解錠操作のセキュリティ機能
解錠操作後、約 30 秒以内にドアを開けなかったときは、盗難防止のため施錠 されます。
33
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■警告音と警告表示について
誤操作などによる予期せぬ事故や盗難を防ぐため、車内や車外で警告音が鳴っ たり、警告灯が点灯することがあります。警告灯が点灯した場合は、状況に応 じて適切に対処してください。((cid:111)P. 312) 警告音のみが鳴る場合の状況と対処方法は次のようになります。
¥
警告音
状況
対処方法
車外から“ピー”と 10 秒間鳴る
車外から“ピー”と 10 秒間鳴る
車内から“ピー”と 1 回鳴る
いずれかのドアが開いてい る と き に ス マ ー ト エ ン ト リー&スタートシステムで 施錠しようとした 車内に電子キーを置いたま ま、スマートエントリー&ス タートシステムでドアを施 錠しようとした 電子キーを車内に置いたま ま、ロックレバーを施錠側に したあと、ドアハンドルを引 いたままドアを閉めた 電子キーの電池の残量が少 ない
車 内 か ら“ピ ー、 ピー”と鳴り続ける
シフトレバーが P で“ エン ジン スタート ストップ ”ス イッチを OFF にせずに、運 転席ドアを開けた
全ドアを閉めたあと、再度施 錠してください。
車内から電子キーを持ち出 したあと、再度施錠してくだ さい。
ドアを解錠し、車内から電子 キーを持ち出したあと、再度 施錠してください。
新しい電池と交換してくだ さい((cid:111)P. 287) ・“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF に し、ス テ ア リ ン グ が ロックされていることを 確認してください。
・ 運転席ドアを閉めてくだ
さい。
34
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
運 転 す る 前 に
¥
警告音
状況
対処方法
車内から“ピー”と 鳴り続ける
シフトレバーが P 以外で “ エンジン スタート ストッ プ ”スイッチを OFF にせず に、運転席ドアを開けた
・“ エンジン スタート ス トップ ”スイッチを OFF にしてください。
・ シフトレバーを P にして
ください。
・ 運転席ドアを閉めてくだ
さい。
■車両バッテリー脱着時の留意事項
●車両バッテリー脱着直後はスマートエントリー&スタートシステムによる ドアの解錠ができない場合があります。解錠できなかった場合は、ワイヤレ スリモコン、またはメカニカルキーで解錠・施錠を実施してください。
●車両バッテリー脱着後、最初のエンジン始動は失敗することがあります。 2 回目以降のエンジン始動は正常に動作しますので、問題はありません。
●車両は常に“ エンジン スタート ストップ ”スイッチの状態を記憶していま す。バッテリー脱着時、車両はバッテリーをはずす前の状態に復帰します。バッ テリーを脱着する際は、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF に してから行ってください。バッテリー脱着前の“ エンジン スタート ストッ プ ”スイッチの状態が不明な場合、バッテリー接続時は特に注意してください。
■ スマートエントリー&スタートシステムが正常に作動しないときは
●ドアの解錠、施錠:(cid:111)P. 345
●エンジン始動:(cid:111)P. 345
■電池が切れたときは
(cid:111)P. 287
■販売店で設定可能な機能
スマートエントリー&スタートシステムを非作動にするなどの変更ができま す。(ユーザーカスタマイズ機能一覧 (cid:111)P. 367) スマートエントリー&スタートシステムを非作動にした場合のドアの施錠・解 錠、エンジンの始動方法などは「電子キーが正常に働かないときは」((cid:111)P. 345) を参照してください。
35
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
■電波がおよぼす影響についての警告
●植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ および植込み型除細動器を装着されている方は、スマートアンテナ((cid:111)P. 28) から 22 cm 以内に植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシング パルスジェネレータおよび植込み型除細動器が近付かないようにしてくださ い。電波により植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパル スジェネレータおよび植込み型除細動器の作動に影響を与える場合がありま す。
●植込み型心臓ペースメーカー、植込み型両心室ペーシングパルスジェネレータ および植込み型除細動器以外の医療用電気機器を使用される場合は、電波によ る影響について個別に医療用電気機器メーカーなどにご確認ください。電波に より医療用電気機器の動作に影響を与えるおそれがあります。
スマートエントリー&スタートシステムを作動しないようにすることもできま す。詳しくは販売店にお問い合わせください。
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1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
注意
■機能が正常に働かないおそれのある状況
スマートエントリー&スタートシステムは微弱な電波を使用しています。 次のような場合は電子キーと車両間の通信をさまたげ、スマートエントリー& スタートシステムやワイヤレスリモコン、エンジンイモビライザーシステムが 正常に作動しない場合があります。(対処方法:(cid:111)P. 345) ●電子キーの電池が消耗しているとき ●近くにテレビ塔や発電所、ガソリンスタンド、放送局、大型ディスプレイ、空
港があるなど強い電波やノイズの発生する場所にいるとき
●無線機や携帯電話、コードレス式電話などの無線通信機器が電子キーの近くに
運 転 す る 前 に
あるとき
●電子キーが次のような金属製のものに接していたり、覆われたりしているとき
・ アルミ箔などの金属の貼られたカード ・ アルミ箔を使用したタバコの箱 ・ 金属製の財布やかばん ・ 小銭 ・ カイロ ・ CD や DVD などのメディア
●近くで他の電波式ワイヤレスリモコンを使用しているとき ●電子キーを、次のような製品と同時に携帯しているとき
・ 他の車の電子キーや電波式ワイヤレスリモコン ・ パソコンや携帯情報端末(PDA など) ・ デジタルオーディオプレーヤー ・ ポータブルゲーム機
●リヤウインドウガラスに金属を含むフィルムが貼ってあるとき
37
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた ワイヤレスリモコン
ドアを施錠・解錠できます。
スマートエントリー&スタートシステム装着車
全ドア施錠 必ず施錠されたことを確認してく ださい。 全ドア解錠
BTO12AR009
スマートエントリー&スタートシステム非装着車 全ドア施錠 必ず施錠されたことを確認してく ださい。 全ドア解錠
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1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
知識
■作動の合図
ブザー(スマートエントリー&スタートシステム装着車)と非常点滅灯の点滅 で知らせます。(施錠は 1 回、解錠は 2 回)
■半ドア警告ブザー(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
ドアが完全に閉まっていない状態で、ドアを施錠しようとすると、ブザーが鳴 ります。ドアを完全に閉めてからもう一度施錠してください。
■電池の消耗について
スマートエントリー&スタートシステム装着車
(cid:111)P. 30
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
電池の標準的寿命は 3 年です。(ワイヤレス機能を使用しなくても電池は消耗し ます)ワイヤレス機能が作動しない場合は、電池が消耗している可能性があり ます。新しい電池と交換してください。((cid:111)P. 288)
運 転 す る 前 に
■解錠操作のセキュリティ機能
スマートエントリー&スタートシステム装着車
(cid:111)P. 33
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
解錠操作後、約 30 秒以内にドアを開けなかったときは盗難防止のため、自動 的に施錠されます。 ■電池が切れたときは
(cid:111)P. 287
■機能が正常に働かないおそれのある状況
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
(cid:111)P. 37
■販売店で設定可能な機能
ワイヤレスリモコンを非作動にするなどの変更ができます。 (ユーザーカスタマイズ機能一覧 (cid:111)P. 367)
39
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
注意
■機能が正常に働かないおそれのある状況 (スマートエントリー&スタートシステム非装着車) 次のような場合、ワイヤレス機能が正常に働かないおそれがあります。 ●近くにテレビ塔や発電所、放送局、空港など強い電波を発生する設備、電波式 のオーディオ機器など電波を発生する電子機器、大型ディスプレイがあるとき ●無線機や携帯電話、コードレス式電話などの無線通信機器を携帯しているとき ●複数のワイヤレスキーが近くにあるとき ●ワイヤレスキーが金属製のものに接したり、覆われているとき ●近くで電波式ワイヤレスキーを使用しているとき ●ワイヤレスキーをパソコンなどの電化製品の近くに置いているとき
40
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた ドア
スマートエントリー&スタートシステムやワイヤレス機能、キー、ド
アロックスイッチを使って施錠・解錠できます。
■ スマートエントリー&スタートシステム
(スマートエントリー&スタートシステム装着車)
(cid:111)P. 25
■ ワイヤレス機能
(cid:111)P. 38
■ キー(運転席)
スマートエントリー&スタートシステム装着車 メカニカルキーを使ってドアを施錠・解錠できます。((cid:111)P. 345) スマートエントリー&スタートシステム非装着車 全ドア施錠 全ドア解錠
運 転 す る 前 に
■ ドアロックスイッチ
BTO12AR011
全ドア施錠 全ドア解錠
BTO12AR012
41
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
■ ロックレバー
施錠 解錠 運転席ドアは、ロックレバーが施 錠側になっていても、車内のドア レバーを引くと開けられます。
キーを使わずに外側からフロント席を施錠するときは
手順 1
手順 2
ロックレバーを施錠側にする ドアハンドルを引いたままドアを閉める
スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがアクセサリーモードまた はイグニッションONモードのときや車内に電子キーが放置されてい るときは施錠されません。 電子キーの位置によって、キーが正しく検知されずに施錠される場合があります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 キーがエンジン スイッチに挿し込まれているときは施錠されません。
チャイルドプロテクター
施錠側にすると、リヤ席ドアが車 内から開かなくなります
解錠 施錠 お子さまが車内からリヤ席ドアを開 けられないようにできます。両側のリ ヤ席ドアを施錠側にしてください。
42
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
知識
■ チャイルドプロテクター使用時のドアの開け方
ドアを解錠して車外のドアハンドルを引くと開きます。万一車内から開ける場 合は、ドアガラスを下げて手を出し、車外のドアハンドルを引いてください。
警告
■事故を防ぐために
運転中は次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、思いもよらずドアが開き、重大な傷害におよぶか、最 悪の場合死亡につながるおそれがあります。 ●シートベルトを必ず使用する ●すべてのドアを施錠する ●すべてのドアを確実に閉める ●走行中はドア内側のドアハンドルを引かない
ドアが開き車外に放り出されたりして、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死 亡につながるおそれがあります。 特に、運転席はロックレバーが施錠側になっていてもドアが開くため、注意し てください。
●お子さまをリヤ席に乗せるときは、チャイルドプロテクターを使用して車内か
らドアが開かないようにする
■ ドアを開閉するときは
傾斜地、ドアと壁などのあいだが狭い場所、強風など、周囲の状況を確認し、予 期せぬ動きにも対処できるよう、ドアハンドルを確実に保持してドアを開閉し てください。
運 転 す る 前 に
43
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた バックドア
バックドアは以下の方法で解錠・施錠および開けることができます。 ■ バックドアの解錠・施錠
ドアロックスイッチ
(cid:111)P. 41
スマートエントリー&スタートシステム
(cid:111)P. 25
ワイヤレス機能
(cid:111)P. 38
■ バックドアを開けるには
スマートエントリー&スタートシステム装着車
バックドアオープンスイッチを 押したまま、バックドアを持ち 上げる
スマートエントリー&スタートシステム非装着車
バックドアオープンスイッチを 押したまま、バックドアを持ち 上げる
44
バックドアを閉めるときは
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
バックドアハンドルを持ってバッ クドアを引き下げ、必ず外から押 して閉めてください。
運 転 す る 前 に
45
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
知識
■ ラゲージルームランプ
スイッチを ON にしておくとバックドアを 開けたとき、ラゲージルームランプが点灯 します。
ON OFF
■ バックドアが開かなくなったら
バックドアを内側から開けることができます。
手順 1
カバーをはずす
手順 2
レバーを押す
BTO12AR020
46
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
■走行中の警告
●走行中はバックドアを閉めてください。
開けたままにしておくと、バックドアが車外のものにあたったり荷物が投げ出 されたりして、思わぬ事故につながるおそれがあります。 また、排気ガスが車内に侵入し、重大な健康障害や死亡につながるおそれがあ ります。走行前にバックドアが閉まっていることを必ず確認してください。 ●走行前にバックドアが完全に閉まっていることを確認してください。バックド アが完全に閉まっていないと、走行中にバックドアが突然開き、思わぬ事故に つながるおそれがあります。
●ラゲージルームには絶対に人を乗せないでください。急ブレーキをかけたとき や衝突したときなどに、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。
運 転 す る 前 に
■ お子さまを乗せているときは
次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●ラゲージルームでお子さまを遊ばせないでください。
誤って閉じ込められた場合、熱射病などを引き起こすおそれがあります。
●お子さまにはバックドアの開閉操作をさせないでください。
不意にバックドアが動いたり、閉めるときに手・頭・首などを挟んだりするお それがあります。
47
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
■ バックドアの操作にあたって
次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、体を挟むなどして重大な傷害におよぶか、最悪の場合 死亡につながるおそれがあります。 ●バックドアを開ける前に、バックドアに貼りついた雪や氷などの重量物を取り 除いてください。開いたあとに重みでバックドアが突然閉じるおそれがありま す。
●バックドアを開閉するときは、十分に周囲の安全を確かめてください。 ●人がいるときは、安全を確認し、動かすことを知らせる「声かけ」をしてくだ
さい。
●強風時の開閉には十分注意してください。
バックドアが風にあおられ、勢いよく開いたり閉じたりするおそれがありま す。
●半開状態で使用すると、バックドアが突 然閉じて重大な傷害を受けるおそれがあ ります。特に傾斜した場所では、平坦な 場所よりもバックドアの開閉がしにく く、急にバックドアが開いたり閉じたり するおそれがあります。必ずバックドア が全開で静止していることを確認して使 用してください。
●バックドアを閉めるときは、指などを挟
まないように十分注意してください。
●バックドアは必ず外から軽く押して閉め てください。バックドアハンドルを持っ たままバックドアを閉めると、手や指を 挟むおそれがあります。
48
1-2. ドアの開閉のしかた、ロックのしかた
警告
●バックドアダンパーステ―を持ってバックドアを閉めたり、ぶらさがったりし
ないでください。 手を挟んだり、バックドアダンパーステーが破損したりして、思わぬ事故につ ながるおそれがあります。
●バックドアにキャリアなどの重いものを取り付けると、開けたあとにドアが突 然閉じて、手・頭・首などを挟むおそれがあります。バックドアへのアクセサ リー用品の取り付けは、トヨタ純正品を使用することをおすすめします。
運 転 す る 前 に
注意
■ バックドアダンパーステーについて
バックドアにはバックドアを支えるためのダンパーステーが取り付けられてい ます。ダンパーステーの損傷や作動不良を防ぐため次のことをお守りください。
●ビニール片・ステッカー・粘着材などの 異物をダンパーステーのロッド部(棒部) に付着させない
●ロッド部を軍手などでふれない ●バックドアにトヨタ純正品以外のアクセ
BTO12AR021
サリー用品をつけない
●ダンパーステーに手をかけたり、横方向
に力をかけたりしない
49
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた フロントシート
前後位置調整 リクライニング調整 シート全体の上下調整 (運転席)
アームレスト
使用するときは、アームレストを いっぱいまで前方に倒す。
50
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
知識
■ アクティブヘッドレストについて
背もたれに強い衝撃を受けると、フロント席乗員のむち打ちの症状を軽減させ るためにヘッドレストが少し前方上側に動きます。 ●背もたれに弱い衝撃を受けてもヘッドレストが動く場合がありますが、故障
ではありません。
●解除ボタンを押さずにヘッドレストを無 理に押し上げると、ヘッドレストの構造 部品が出てきますが、故障ではありませ ん。
構造部品 作動状態
警告
■ シート調整について
●シートが乗員や荷物にあたらないように注意してください。 ●背もたれは必要以上に倒さないでください。
事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部などに強い圧迫を受けるな ど生命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●シート調整後はシートが確実に固定されていることを確認してください。
運 転 す る 前 に
51
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた セカンドシート
6 人乗りシート装着車
前後位置調整 リクライニング調整
52
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
7 人乗りシート装着車
前後位置調整 リクライニング調整
運 転 す る 前 に
53
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
サードシートへの乗り降り
手順 1
サードシートに乗り降りするとき は、セカンドシートベルトをク リップに挟む
54
6 人乗りシート装着車
手順 2
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
リクライニングレバー( )を引 く、またはリクライニングベルト ( )を引く
背もたれが前に倒れて、シートを前方 に移動させることができます。
運 転 す る 前 に
7 人乗りシート装着車
手順 2
リクライニングレバー( )を引 く、またはリクライニングベルト ( )を引く
背もたれが前に倒れて、シートを前方 に移動させることができます。
55
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
アームレスト
6 人乗りシート装着車
使用するときは、アームレストを いっぱいまで前方に倒す
7 人乗りシート装着車
中央席のベルトを引き、ロックを 解除してアームレストを前方に倒 す
56
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■ シート調整について
●シートが乗員や荷物にあたらないように注意してください。 ●背もたれは必要以上に倒さないでください。
事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部などに強い圧迫を受けるな ど生命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●シート調整後はシートが確実に固定されていることを確認してください。
■ サードシートへの乗り降りについて
●サードシートへ乗り降りしたあとは、必ずセカンドシートを固定させてくださ
運 転 す る 前 に
い。
●サードシートに乗り降りしたあとにセカンドシートに乗車するときは、必ずセ
カンドシートベルトをクリップからはずしてください。
57
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた サードシート
リクライニング調整(シート前方) シート前倒し(シート裏側) ストラップを引くとロックが解除され、シートを前に倒すことができます。 ((cid:111)P. 69)
サードシートを前に倒し、折りたたむ前に セカンドシートを前方に移動する
手順 1
手順 2
サードシートベルトが取りはずさ れているのを確認する
手順 3
ヘッドレストをいちばん下に下げる((cid:111)P. 60)
58
前倒しすると
サードシートの前倒し
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
リクライニングベルトを引きなが ら、背もたれを前方に倒す
もどすときは背もたれを起こし、固定 してください。
運 転 す る 前 に
サードシートからのセカンドシートの操作について
セカンドシートを前後へ移動する セカンドシート背もたれの下側にあ るリクライニングベルトを引きなが ら、セカンドシートを前後に動かしま す。
警告
■ シート調整について
●シートが乗員や荷物にあたらないように注意してください。 ●背もたれは必要以上に倒さないでください。
事故のときに体がシートベルトの下にもぐり、腹部などに強い圧迫を受けるな ど生命にかかわる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。
●シート調整後はシートが確実に固定されていることを確認してください。
■ サードシートからのセカンドシートの操作について
セカンドシートに乗員がいるときは操作をしないでください。 セカンドシートの乗員がけがをするおそれがあります。
59
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた ヘッドレスト
上がる 下げる 下げるときは、解除ボタンを押し ながら操作します。
解除ボタン
知識
■ ヘッドレストを取りはずすときは
解除ボタンを押しながら取りはずします。
■ フロント席のヘッドレストの高さについて
必ずヘッドレストの中心が両耳のいちばん 上のあたりになるよう調整してください。
■ セカンドシート中央席(7 人乗りシート装着車)・サードシートについて
使用するときは、常に格納位置から一段上げた位置にしてください。
60
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■ ヘッドレストについて
次のことをお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●ヘッドレストは、それぞれのシート専用のものを使用する ●ヘッドレストを正しい位置に調整する ●ヘッドレストを調整したあとは、ヘッドレストを押し下げて固定されているこ
運 転 す る 前 に
とを確認する
●ヘッドレストをはずしたまま走行しない
61
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた シートアレンジ
シートは状況に応じて次のようなアレンジを行うことができます。 それぞれの説明ページを読んでから行ってください。 ■ リラックスモード
● フロントシートをフラットにする((cid:111)P. 64)
■ セカンドシートダブルフォールディング
● セカンドシートを格納する(テーブルモード)((cid:111)P. 65)
62
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ サードシートの前倒し
● サードシートを格納する((cid:111)P. 69)
■ ビッグカーゴモード
● セカンドシートとサードシートを格納する((cid:111)P. 71)
運 転 す る 前 に
63
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
リラックスモードにする
手順 1
手順 2
手順 3
手順 4
手順 5
手順 6
手順 8手順 12手順 7
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける フロントシートおよびセカンドシートのアームレストを使用し ているときは、格納(いちばん上に上げる)する ((cid:111)P. 50, 56) フロントシートのヘッドレストをはずす((cid:111)P. 60) セカンドシートをいちばんうしろまで移動させる((cid:111)P. 52) フロントシートをいちばん前まで移動させる((cid:111)P. 50) フロントシートの背もたれを後方いっぱいまで倒す((cid:111)P. 50) シートを軽くゆさぶり、確実に固定されていることを確認する
64
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
セカンドシートダブルフォールディング
運 転 す る 前 に
手順 1
手順 2
手順 3
手順 4手順 4
手順 2手順 4手順 5
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける フロントシートをいちばん前まで移動させる((cid:111)P. 50) セカンドシートのヘッドレストを下げる((cid:111)P. 60) セカンドシートのアームレストを使用しているときは、格納(い ちばん上に上げる)する((cid:111)P. 56) 7 人乗り車は、セカンドシート中央席シートベルトを格納する ((cid:111)P. 75)
手順 5
手順 6
6 人乗り車は、セカンドシートベ ルトのバックルを倒す
手でバックルを前方いっぱいに倒す
シートクッション後端のシート ロック解除ベルト( )を前方へ 引き、ロックを解除する
ベルトを引いて、ロックを確実にはず します。
65
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
手順 7
手順 8
手順 9
シートクッションを前方へ引き起 こす
引き起こす途中でシートクッション を回転させると、シートクッションが ロックされ、もどらなくなることがあ ります。
・ シートクッションがロックされたと きは、シートロック解除ベルトを引 いて、ロックを解除します。
背もたれを水平の位置まで倒す
これでセカンドシートがテーブル状 態となります。
4WD 車の運転席側セカンドシー トは、下記の手順に従って水平に なるまで倒す
背もたれをシートクッションに あたるまで倒す シートクッションを前方に押す 背もたれを水平になるまで倒す
手順 8手順 12手順 11手順 10
シートを軽くゆさぶり、確実に固定されていることを確認する
66
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ もとにもどすときは
手順 1
手順 1手順 2
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける リクライニングレバーを引いてセカンドシートの背もたれを起 こす
4WD 車の運転席側セカンドシー トは、下記の手順に従って背もた れを起こす
シートクッションを前方に押す リクライニングレバーを引いて 背もたれを起こす
手順 8手順 3
シートベルトおよびバックルが格納されていることを確認する
手順 4
シートクッションの後端部を背も たれの下にもぐり込ませるように して後方へ倒す
運 転 す る 前 に
67
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
手順 5
もしシートクッションの後端部が 浮いた状態でロックされた場合 は、次の手順に従う
シートロック解除ベルトを引い て、一度シートクッションを前 方に引き起こす シートクッションの後端部を背 もたれの下にもぐり込ませるよ うにして後方へ倒す シートクッション後端部が浮いた状 態でロックさせると、クッション後端 部のフックが背もたれに接触して、背 もたれを傷付けるおそれがあります。
手順 6
シートクッションを固定する
シートクッション前端部を押さえ付 けます。
シートクッション下側のフック( ) がストライカー( )にかかり、シー トクッションが固定されます。
シートクッションの土台部分にもの を置かないでください。ものが置かれ た状態でシートクッションをもとに もどすと、シートクッションが確実に 固定されません。
手順 8手順 3手順 6手順 7
シートクッションを軽くゆさぶり、確実に固定されていることを 確認する
68
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
サードシートの前倒し
運 転 す る 前 に
手順 1
手順 2
手順 2手順 3
手順 2手順 4
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける セカンドシートの背もたれを前に倒す((cid:111)P. 52) サードシートのヘッドレストを下げる((cid:111)P. 60) サードシートの背もたれを水平位置まで倒す
車内からの操作
リクライニングベルトを引きなが ら、背もたれが水平になるまで前 方いっぱいに倒す
バックドア側からの操作
ストラップ( )を引きながら、 背もたれが水平になるまで前方 いっぱいに倒す
手順 8手順 5
シートを軽くゆさぶり、確実に固定されていることを確認する
69
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ もとにもどすときは
手順 1
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける セカンドシートの背もたれを前に倒す((cid:111)P. 52) サードシートの背もたれを起こす
手順 2
手順 2手順 3
車内からの操作
手で背もたれをいったん止まる 位置まで起こす リクライニングベルトを引い て、背もたれのリクライニング 位置を調整する
バックドア側からの操作
ストラップ( )を引いて背もた れを起こし、リクライニング位置 を調整する
70
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
ビッグカーゴモード
手順 1
手順 2
手順 2手順 3
手順 2手順 4
手順 2手順 4手順 5
手順 2手順 4手順 5手順 6
車を停止させ、しっかりとパーキングブレーキをかける フロントシートを前方に移動させる((cid:111)P. 50) セカンドシートとサードシートのヘッドレストを下げる ((cid:111)P. 60) サードシートを前倒しする((cid:111)P. 58) セカンドシートをいちばんうしろに移動させる((cid:111)P. 52) セカンドシートをダブルフォールディングの状態にする ((cid:111)P. 65)
運 転 す る 前 に
71
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■ シートアレンジについて
次のことをお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●必ず平坦な場所でシフトレバーをPに入れて、パーキングブレーキを確実にか
けてください。
●走行中はシートアレンジ操作をしないでください。 ●シートアレンジをしたあとは、シートを軽くゆさぶり確実に固定されているこ
とを確認してください。
●シートのあいだにシートベルト、バックルが挟み込まれていないか確認してく
ださい。
●シートを移動させるときは、シートの下に手や足を入れないでください。
■ フラットシートについて
フラットにした状態で人や荷物をのせて走行しないでください。
■ セカンドシートダブルフォールディングについて
●テーブル状態のまま走行しないでください。 ●テーブル状態になった背もたれの上に絶対に乗らないでください。
■ サードシートの前倒しについて
サードシートにすわるときは、必ずセカンドシートをもとにもどしてください。
■ ビッグカーゴモードについて
ラゲージスペースに人を乗せて走行しないでください。
■ セカンドシートおよびサードシートの格納について
●シートベルトが、背もたれやシートクッションに挟まれていないことを確認し
てください。
●シートクッションの上に荷物などをのせたままシートを格納しないでくださ
い。
●倒したシートの背もたれの上を走りまわらないでください。
72
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
注意
■ シートアレンジについて
●操作をするときに、可動部や結合部に手や足などを挟まないように注意してく
ださい。
●シートに人が乗っている状態でシートアレンジ操作をしないでください。 ●シートレールの上にマットなどを敷かないでください。
■ フラットシートについて
●背もたれをもどすときは、背もたれを押さえながらリクライニング調整を行っ
てください。
●フラットにした状態でシートの上を走りまわらないでください。またシートの
上を移動するときは、シートの中央を踏んでゆっくり移動してください。
■ セカンドシートダブルフォールディングについて
●セカンドシートのシートクッションを持ち上げたときは、シートクッションの
土台部分に乗ったり、手や足を入れないでください。
●ダブルフォールディングしたセカンドシートのクッションをもとにもどすと
きは、手や足を挟まないように注意してください。
運 転 す る 前 に
73
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた シートベルト
走行前にすべての乗員は必ずシートベルトを正しく着用してくださ い。 ■ 正しく着用するには
● 肩部ベルトを肩に十分かける 首にかかったり、肩からはずれな いようにしてください。
● 腰部ベルトを必ず腰骨のでき るだけ低い位置に密着させる ● 背もたれを調整し、上体を起
こし、深く腰かけて座る ● ねじれがないようにする
BTO13AR035
■ 着け方、はずし方(セカンドシート中央席を除く)
固定 “カチッ”と音がするまで挿し込み ます。 解除 解除ボタンを押します。
解除ボタン
BTO13AR037
■ シートベルトの高さ調節(フロントシート)
上げる 下げる “カチッ”と音がして固定される所 まで動かしてください。
74
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
セカンドシート中央席シートベルト(7 人乗り車)
セカンドシート中央席にも、3 点式シートベルト(分離格納式)が装備
されています。使用するときは、2ヶ所あるプレートとバックルを下記
の手順で各々確実に結合してください。また、使用しないときはプレー
トを確実にホルダーに格納してください。
■ 着け方
手順 1
プレート 2 枚を矢印の方向に押し て、ホルダーから取り出す
運 転 す る 前 に
手順 2
プレート A
プレート A をバックル A に挿し込 み、結合する
“カチッ”と音がするまで挿し込みま す。
バックル A
75
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
手順 3
プレート B
プレート B をバックル B に挿し込 み、シートベルトを固定する
“カチッ”と音がするまで挿し込みま す。
バックル B
■ はずし方
手順 1
解除ボタン
バックル B
手順 2
バックル A
プレート B
バックル B の解除ボタンを押す
プレート B をバックル A に挿し込 む
ベルトが急に巻き取られないように、 必ずベルトを持ったままの状態でプ レートをバックルに挿し込んでくだ さい。
76
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ 格納のしかた
ベルトを持ち、ゆっくりと巻きもどしながら、下記の手順でプレート をホルダーにしっかりと固定します。
手順 1
手順 2
プレート A、B を重ねて、プレー トの金属部を先にホルダーに入 れる
運 転 す る 前 に
重ねたプレートを矢印の方向に 押してホルダーに固定する 確実に固定されるよう、図のように しっかりと挿し込みます。 プレートがホルダーに確実に固 定されているか、ベルトを上へ 引っ張って確認する
シートベルトプリテンショナー(フロントシート)
前方から強い衝突を受けたとき、 シートベルトを引き込むことで適 切な乗員拘束効果を確保します。 前方からの衝撃が弱いときや、横やう しろからの衝撃のときは作動しない 場合があります。
BTO13AR040
77
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
知識
■緊急時シートベルト固定機構
急停止や衝撃があったときベルトがロックされます。急に体を前に倒したり、 シートベルトをすばやく引き出してもロックする場合があります。一度ベルト を強く引いてからゆるめ、ゆっくり動かせばベルトを引き出すことができます。
■ お子さまのシートベルトの使い方
この車のシートベルトは、シートベルトを装着するのに十分な、大人の体格を 持った人用に設計されています。 ●シートベルトが正しい位置で着用できない小さなお子さまの場合は、お子さ
まの体に合ったチャイルドシートを使用してください。 ((cid:111)P. 115)
●シートベルトが正しい位置で着用できるお子さまの場合は、シートベルトの
着用のしかたに従ってください。 ((cid:111)P. 74)
■ シートベルトプリテンショナーについて
シートベルトプリテンショナーは一度作動しか作動しません。玉突き衝突など で連続して衝撃を受けた場合でも、一度作動したあとは、その後の衝突では作 動しません。
■ セカンドシート左右席のシートベルトについて
シートベルトを使用しないときは、シート ベルトクリップに挟んでおいてください。
78
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
■ セカンドシート中央席のシートベルトが引き出せないときは
シートベルトを持ち、ベルトを矢印の方向 に強く引いてから離すと引き出すことがで きます。
警告
急ブレーキや事故の際のけがを避けるため、次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ れがあります。 ■ シートベルトの着用について
●車に乗るときは全員がシートベルトを着用する ●シートベルトを正しく着用する ●シートベルトは 1 組につき一人で使用する
お子さまでも 1 組のベルトを複数の人で使用しない
●お子さまはセカンドシート、またはサードシートに座らせてシートベルトを着
用させるか、チャイルドシートを使用する
●背もたれは必要以上に倒さない
上体を起こし、シートに深く座る
●肩部ベルトを腕の下に通して着用しない ●腰部ベルトはできるだけ低い位置に密着させ着用する
運 転 す る 前 に
79
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■ セカンド中央席シートベルト(分離格納式)について(7 人乗り車)
●分離格納式シートベルトを使用するとき は、プレート A とバックル A を結合して ください。
プレート A
バックル A
●分離格納式シートベルトは、プレートがホルダーに確実に固定されるまで手を 添えたまま格納してください。固定されるまで手を添えていただかないと、 誤ってベルトが後席の乗員にあたるなどしてけがをするおそれがあります。 ●分離格納式シートベルトを格納するときは、プレートを確実にホルダーに挿し 込み、固定してください。正しく格納していないと、走行中にプレートが飛び 出し、乗員にあたるなどしてけがをするおそれがあります。
■妊娠中の女性の場合
医師に注意事項を確認の上、必ず正しく着 用してください。((cid:111)P. 74) 妊娠中の方も、通常の着用のしかたと同じ ように、腰部ベルトが腰骨のできるだけ低 い位置にかかるようにお腹のふくらみの下 に着用してください。また、肩部ベルトは 確実に肩を通し、お腹のふくらみを避けて 胸部にかかるように着用してください。 ベルトを正しく着用していないと、衝突し たときなどに、母体だけでなく胎児までが 重大な傷害を受けたり、最悪の場合死亡に つながるおそれがあります。
BTO13AR043
■疾患のある方の場合
医師に注意事項を確認の上、必ず正しい着用をしてください。
80
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた
警告
■ お子さまを乗せるときは
お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが あります。 誤ってそのような状態になってしまい、バックルからシートベルトがはずせな い場合は、ハサミなどでシートベルトを切断してください。
■ プリテンショナー付シートベルトについて
シートベルトプリテンショナーが作動すると SRS エアバッグ/プリテンショ ナー警告灯が点灯します。その場合はシートベルトを再使用することができな いため、必ずトヨタ販売店で交換してください。
■ シートベルトの損傷・故障について
●ベルトやプレート・バックルなどは、シートやドアに挟むなどして損傷しない
ようにしてください。
●シートベルトが損傷したときはシートベルトを修理するまでシートは使用し
ないでください。
●プレートがバックルに確実に挿し込まれているか、シートベルトがねじれてい ないかを確認してください。うまく挿し込めない場合はただちにトヨタ販売店 に連絡してください。
●もし重大な事故にあったときは、明らかな損傷が見られない場合でも、シー
ト・シートベルトを交換してください。
●プリテンショナー付きシートベルトの取り付け、取りはずし、分解、廃棄など
は、トヨタ販売店以外でしないでください。 不適切に扱うと、正常に作動しなくなり、重大な傷害を受けたり、最悪の場合 死亡につながるおそれがあります。
運 転 す る 前 に
81
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた ハンドル
ハンドル位置を運転しやすいように調整できます。
手順 1
手順 2
ハンドルを持ち、レバーを下げ る
ハンドルを上下・前後に動かし、 適切な位置にする
位置が決定したら、レバーを上げ てハンドルを固定してください。
BTO13AR048
BTO13AR049
警告
■走行中の警告
走行中はハンドル位置の調整をしないでください。 運転を誤り、死亡や重大な傷害につながるような事故になるおそれがあります。
■ ハンドル位置を調整したあとは
ハンドルが確実に固定されていることを確認してください。 固定が不十分だとハンドルの位置が突然かわり、死亡や重大な傷害につながる ような事故になるおそれがあります。
82
1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた インナーミラー
後続車のライトがまぶしいときは、レバーを操作して反射光を減少 (防眩)できます。
通常使用状態 防眩状態
BTO13AR045
上下調整のしかた
インナーミラー本体を持って、上 下方向に調整する
警告
■運転中の警告
運転中はミラーの調整をしないでください。 運転を誤り、死亡や重大な傷害につながるような事故になるおそれがあります。
運 転 す る 前