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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた ドアミラー


スイッチで鏡面の角度を調整できます。


ミラーを選ぶ




スイッチを操作してミラーの鏡 面を調整する






BTO13AR046


ドアミラーを格納するときは


ボタンを押してドアミラーを格納 する


もう一度押すと、もとの位置にもどり ます。


格納状態


復帰状態


BTO13AR047


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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた


知識


■作動条件


運 転 す る 前 に


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがアクセサリーモード、またはイ グニッション ON モードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ACC ”または“ ON ”のとき


■ ミラーが曇ったときは(ミラーヒーター装着車)


リヤウインドウデフォッガーを作動させると、ミラーヒーターが同時に作動し、 曇りを取ることができます。((cid:111)P. 211)


■ レインクリアリングミラー(レインクリアリングミラー装着車)


鏡面に付着した水滴を膜状に広げる親水効果を持つコーティングを施してお り、雨天時における後方視認性を向上させます。 ●鏡面に汚れなどが付着したときや、地下や屋内駐車場などの日のあたらない 場所に長時間駐車したときなどは親水効果が低下しますが、晴天時に 1・2
日間太陽光をあてることで親水効果は徐々に回復します。


●低下した親水効果を早く回復させたいときは回復作業((cid:111)P. 246)を行っ


てください。


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1-3. シート、ハンドル、ミラーの調整のしかた


警告


■走行しているときは


走行中は次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、運転を誤り思わぬ事故の原因となって重大な傷害や死 亡につながるおそれがあります。 ●ミラーの調整をしない ●ミラーを格納したまま走らない


必ず走行前に運転席側および助手席側のミラーを復帰して、正しく調整する


■ ミラーが動いているときは 手をふれないでください。 手を挟んで、けがやミラーの故障などの原因になるおそれがあります。


■ ミラーヒーターが作動しているときは(ミラーヒーター装着車)


鏡面が熱くなるのでふれないでください。


注意


■ レインクリアリングミラーの取り扱いについて (レインクリアリングミラー装着車) 親水効果には限りがあります。長持ちさせるためには次のことをお守りくださ い。 ●シリコーン入りの撥水剤や油膜取り剤、ワックス、その他のカーメンテナンス


商品を使用する場合は、鏡面に付着させないよう十分注意してください。


●砂の付いた布、油膜取り剤、研磨剤など、鏡面を傷付けるものでこすらないで


ください。


●鏡面が凍結したときは、温水をかけるか、ミラーヒーターを作動させるなどし


て解氷してください。 鏡面の凍結部分はプラスチックの板などで削り落とさないでください。


●撥水洗車を行ったときは、鏡面を大量の水で洗い、きれいなやわらかい布など


でふき取ってください。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方 パワーウインドウ


スイッチでドアガラスを開閉できます。


閉める 自動全閉※ 開ける 自動全開※


※ 途中で停止するときは、スイッチを


反対側へ操作します。


BTO14AR001


運 転 す る 前 に


ウインドウロックスイッチ


スイッチを押して運転席以外のド アガラスを作動不可にする


お子さまが誤ってドアガラスを開閉 することを防止できます。


BTO14AR002


知識


■作動条件


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッションONモードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”のとき


■挟み込み防止機能


ドアガラスを閉めているときに、窓枠とドアガラスのあいだに異物が挟まると、 作動が停止し、少し開きます。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


■ パワーウインドウを閉めることができないときは


挟み込み防止機能が異常に作動してしまい、ドアガラスを閉めることができな いときは、閉めることができないドアのパワーウインドウスイッチで、下記の 操作を行ってください。


スマートエントリー&スタートシステム装着車 車を停止し、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチをイグニッション ON モードの状態でパワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け ることでドアガラスを閉めることができます。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 車を停止し、エンジン スイッチを“ ON ”の状態でパワーウインドウスイッ チを「自動全閉」の位置で引き続けることでドアガラスを閉めることができ ます。


●上記の操作を行ってもドアガラスが閉まらない場合、挟み込み防止機能の初


期化を次の手順で実施してください。


手順 1


手順 2


手順 3


パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、ドアガ ラスを閉めたあと、さらにスイッチを6秒間引き続ける パワーウインドウスイッチを「自動全開」の位置で押し続け、ドアガ ラスを全開にしたあと、さらにスイッチを 2 秒間押し続ける 再度、パワーウインドウスイッチを「自動全閉」の位置で引き続け、 ドアガラスを閉めたあと、さらにスイッチを2秒間引き続ける


ドアガラス作動途中でスイッチから手をはなすと、最初からやり直しとなりま す。以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検 を受けてください。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ OFF(またはエンジン スイッチ “ LOCK ”)後の作動


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチをアクセサリーモード、または OFF にしたあとでも、約 43 秒間ドアガラスを開閉できます。ただし、その あいだに運転席ドアを開閉すると作動しなくなります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチを“ACC ”または“ LOCK ”にしたあとでも、約 43
秒間ドアガラスを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉す ると作動しなくなります。


運 転 す る 前 に


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


警告


■ ドアガラスを開閉するときは


次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●運転者は、乗員の操作を含むすべてのドアガラス開閉操作について責任があり ます。特にお子さまの誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはドアガ ラスの操作をさせないでください。お子さまや他の人がドアガラスに挟まれた り巻き込まれたりするおそれがあります。 また、お子さまが同乗するときはウインドウロックスイッチを使用することを おすすめします。((cid:111)P. 87)


●ドアガラスを開閉するときは、乗員の手、 腕、頭、首などを挟んだり巻き込んだり しないようにしてください。特にお子さ まへは手などを出さないよう声かけをし てください。


スマートエントリー&スタートシステム装着車


●車から離れるときは“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にし、 キーを携帯してお子さまも一緒に車から離れてください。いたずらなどによる 誤った操作により、思わぬ事故につながるおそれがあります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車


●車から離れるときはエンジン スイッチを“ LOCK ”にし、キーを携帯してお 子さまも一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作によ り、思わぬ事故につながるおそれがあります。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


警告


■挟み込み防止機能


●挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手、腕、頭、首などを挟ん だりしないでください。重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあり危険です。


●挟み込み防止機能は、ドアガラスが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動しな い場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを引き続けた状態で は作動しません。指などを挟まないように注意してください。重大な傷害を受 けるおそれがあり危険です。


運 転 す る 前 に


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方 ムーンルーフ*


頭上のスイッチでムーンルーフを開閉およびチルトアップ/ダウン することができます。 ■ 開閉


■ チルトアップ/ダウン


BTO14AR004


開く 全開手前の位置で停止します。 全開にしたいときは、スイッチを もう一度押してください。 閉める 途中で停止するときは、スイッチ を軽く押します。


チルトアップ チルトダウン 途中で停止するときは、スイッチ を軽く押します。


BTO14AR005


知識


■作動条件


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチがイグニッションONモードのとき スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチが“ ON ”のとき


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* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備


1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


■“ エンジン スタート ストップ ”スイッチ OFF(またはエンジン スイッチ “ LOCK ”)後の作動


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチをアクセサリーモード、または OFF にしたあとでも、約 43 秒間ムーンルーフを開閉できます。ただし、そ のあいだに運転席ドアを開閉すると作動しなくなります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチを“ACC ”または“ LOCK ”にしたあとでも、約 43
秒間ムーンルーフを開閉できます。ただし、そのあいだに運転席ドアを開閉 すると作動しなくなります。


運 転 す る 前 に


■挟み込み防止機能


ムーンルーフを閉めるとき、またはチルトダウンするときに、ムーンルーフが 異物の挟み込みを感知すると、作動が停止し少し開きます。


■ ムーンルーフを閉めることができないとき


故障などで挟み込み防止機能が作動してしまい、ムーンルーフを自動で閉める ことができないときは、スイッチを押し続けることで閉めることができます。


■風切音の低減


自動で開けたときに停止する位置(全開手前位置)で走行すると、風切音を低 減できます。 ■ サンシェード


手動で開閉できます。ただし、ムーンルーフが開くときは連動して開きます。


■閉め忘れ警告ブザー


スマートエントリー&スタートシステム装着車 ムーンルーフが完全に閉まっておらず、“ エンジン スタート ストップ ”ス イッチが OFF のとき、運転席ドアを開けると警告音が鳴ります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 ムーンルーフが完全に閉まっておらず、エンジン スイッチが“ LOCK ”の とき、運転席ドアを開けると警告音が鳴ります。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


■ ムーンルーフが正常に閉まらないときは


下記の操作を行ってください。 ●閉まるときに反転し、閉じ切らない場合


手順 1


手順 2


手順 3


車を停止する スイッチの CLOSE 側を押し続ける。※ 1
ムーンルーフが閉じ、再び開き、10 秒間停止します。※ 2 その後再 び閉じ、チルトアップし、1 秒間停止します。チルトダウン後、いっ たん開いてから閉じます。 ムーンルーフが完全に閉まったことを確認し、スイッチから手を離す


●チルトダウン時に反転し、閉じ切らない場合


手順 1


手順 2


手順 3


手順 4


車を停止する スイッチの UP 側を押し続け※ 1、 ムーンルーフをチルトアップ位置 にする スイッチから 1 度手を離し、再度 UP 側を押し続ける。※ 1
ムーンルーフがチルトアップの状態で 10 秒間停止し※ 2 微調整後 1
秒間停止します。チルトダウン後、いったん開いてから閉じます。 ムーンルーフが完全に閉まったことを確認し、スイッチから手を離す


※ 1 途中でスイッチから手を離すと、最初からやり直しとなります。 ※ 2 10 秒間停止した後にスイッチから手を離すと、それ以降オート作動でき なくなります。その場合は、スイッチの CLOSE 側または、UP 側を押し 続けてください。ムーンルーフがチルトアップし、1 秒間停止します。そ の後、チルトダウンし、いったん開いてから閉じます。ムーンルーフが 完全に閉まったことを確認したら、スイッチから手を離してください。 以上の操作を行っても反転して閉じ切らない場合は、トヨタ販売店で点検を受 けてください。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


警告


■ ムーンルーフを開けているときは 次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそ れがあります。 ●走行中はルーフから手や顔を出さない ●開口部に腰かけない


運 転 す る 前 に


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


警告


■ ムーンルーフを開閉するときは


次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●運転者は、ムーンルーフの開閉操作について責任があります。特にお子さまの 誤った操作による事故を防ぐため、お子さまにはムーンルーフの操作をさせな いでください。お子さまや他の人がムーンルーフに挟まれたり巻き込まれたり するおそれがあります。


●ムーンルーフを開閉や、チルトダウンす るときは、乗員の手、腕、頭、首を挟ん だり巻き込んだりしないように注意して ください。


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スマートエントリー&スタートシステム装着車


●車から離れるときは“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にし、 キーを携帯してお子さまも一緒に車から離れてください。いたずらなどによる 誤った操作により、思わぬ事故につながるおそれがあります。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車


●車から離れるときはエンジン スイッチを“ LOCK ”にし、キーを携帯してお 子さまも一緒に車から離れてください。いたずらなどによる誤った操作によ り、思わぬ事故につながるおそれがあります。


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1-4. ドアガラス・ムーンルーフの開け方、閉め方


警告


■挟み込み防止機能


●挟み込み防止機能を故意に作動させるため、乗員の手、腕、頭、首などを挟ん だりしないでください。重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあり危険です。


●挟み込み防止機能は、ムーンルーフが完全に閉まる直前に異物を挟むと作動し ない場合があります。また、挟み込み防止機能は、スイッチを押し続けた状態 では作動しません。指などを挟まないように注意してください。重大な傷害を 受けるおそれがあり危険です。


運 転 す る 前 に


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1-5. 給油のしかた 給油口の開け方


次の手順で給油口を開けてください。 ■ 給油する前に


スマートエントリー&スタートシステム装着車 ● 燃料の種類を確認してください((cid:111)P. 99) ● ドアと窓を閉めて、“ エンジン スタート ストップ ”スイッチを


OFF にしてください。


スマートエントリー&スタートシステム非装着車 ● 燃料の種類を確認してください((cid:111)P. 99) ● ドアと窓を閉めて、エンジン スイッチを“ LOCK ”にしてくだ


さい。


■ 給油口の開け方 手順 1


給油口を開ける


キャップをゆっくりまわして開 ける


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手順 2


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1-5. 給油のしかた


手順 3


キャップをハンガーにかける


給油口のキャップを閉めるときは


キャップを“カチッ”と音がする までまわして閉めます。


手を離すと、キャップが逆方向に少し もどります。


BTO15AR004


知識


■燃料の種類


無鉛レギュラーガソリン


■ エタノール混合燃料について


エタノール混合燃料(エタノールの混合率 3%以下、含酸素化合物の含酸素率 1.3%以下)も使用することができます。


運 転 す る 前 に


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1-5. 給油のしかた


警告


■給油について


給油するときは、次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●車体などの金属部分にふれて体の静電気を除去する


除去しないと、放電による火花で燃料に引火するおそれがあります。


●キャップをゆるめたときに、“シュー”という音がする場合は、その音が止まっ


てからゆっくり開けてください。 キャップを開けるとき、キャップのツマミ部分を持ち、ゆっくりと開けます。 ゆっくりと開けないと、気温が高いとき給油口から燃料が噴き返すおそれがあ ります。


●給油口に、静電気を除去していない人を近付けない ●気化した燃料を吸わないようにする


燃料の成分には、有害物質を含んでいるものもあります。


●喫煙しない


引火して火災を引き起こすおそれがあります。


●車内にもどったり、帯電している人やものにふれない


再び帯電する可能性があります。


■給油時の注意


●ふきこぼれを防ぐため以下の点に注意してください。


・ 給油口にノズルを確実に挿入する ・ 継ぎ足し給油をしない


●そのほか、ガソリンスタンド内に掲示されている注意事項を守ってください。 正常に給油できない場合は、スタンドの店員を呼んで指示に従ってください。


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1-5. 給油のしかた


運 転 す る 前 に


警告


■ キャップ交換時の警告


トヨタ純正品以外のキャップを使用しないでください。 純正品を使わないと火災などを引き起こし、その結果重大な傷害におよぶか、最 悪の場合死亡につながるおそれがあります。


注意


■給油するときは


指定のガソリンを使用してください。 指定以外のガソリンや他の燃料(粗悪ガソリン・軽油・灯油・高濃度アルコー ル含有燃料)を使用したり、燃料をこぼしたりしないでください。 次のような状態になるおそれがあります。 ●エンジンの始動性が悪くなる ●エンジンからの異音や振動など(ノッキング)が発生する ●エンジン出力が低下する ●排気制御システムが正常に機能しない ●燃料系部品が損傷する ●塗装が損傷する


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1-6. 盗難防止システム エンジンイモビライザーシステム*


キーに信号発信機が内蔵してあり、あらかじめ登録されたキー以外で はエンジンを始動できません。 車両から離れる場合は、車内にキーを残さないでください。


このシステムは車両盗難の防止に寄与する機能であり、すべての車両 盗難に対する完全なセキュリティを保証するものではありません。


“ エンジン スタート ストップ ” スイッチを OFF にすると、シス テムの作動を知らせるためにイ ンジケーターが点滅します。


登録されたキーを携帯し、“ エンジ ン スタート ストップ ”スイッチ をアクセサリーモードまたはイグ ニッション ON モードにするとシ ステムが解除され、インジケー ターが消灯します。


知識


■ メンテナンスについて


エンジンイモビライザーシステムのメンテナンスは不要です。


■ システムが正常に作動しないとき


●キーが金属性のものに接したり、覆われている ●キーが他の車両のセキュリティシステム用キー(信号発信機内蔵キー)と重


なっているときや接近している


●引っかかりなどにより、電気式ステアリングロックが施錠されたまま


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* : 車両型式などで異なる装備やオプション装備


1-6. 盗難防止システム


注意


■ エンジンイモビライザーシステムを正常に作動させるために


システムの改造や取りはずしをしないでください。システムが正常に作動しな いおそれがあります。


運 転 す る 前 に


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1-7. 安全にお使いいただくために 正しい運転姿勢


次の条件にあった正しい姿勢で運転してください。


BTO17AR001


まっすぐ座り、背もたれから 背を離さない((cid:111) P. 50) シートをペダルが十分に踏み 込めるような位置にする ((cid:111) P. 50) 各装置が操作しやすい背もた れの角度にする((cid:111) P. 50) SRS エアバッグが自分の胸 の方へ向くようなハンドルの 位置にする((cid:111) P. 82) ヘッドレストの中央が耳の後 方になる((cid:111) P. 60) シートベルトが正しく着用で きる((cid:111) P. 74)


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1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■走行中は


●走行中は運転席の調整をしないでください。


運転を誤るおそれがあり危険です。


●背もたれと背のあいだにクッションなどを入れないでください。


正しい運転姿勢がとれないばかりか、衝突したとき、シートベルトやヘッドレ ストなどの効果が十分に発揮されないおそれがあり危険です。


●フロントシートの下にものを置かないでください。


ものが挟まるとシートが固定されず、思わぬ事故の原因となって、生命にかか わる重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。また、調整機構の故障の原因 になります。


■ シートを調整するときは


●同乗者がシートにあたってけがをしないように注意してください。 ●シートの下や動いている部分に手を近付けないでください。 指や手を挟み、重大な傷害を受けるおそれがあり危険です。


運 転 す る 前 に


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1-7. 安全にお使いいただくために SRS エアバッグ


SRS エアバッグは乗員に重大な危害がおよぶような強い衝撃を受け たときにふくらみ、シートベルトが体を拘束する働きと併せて乗員へ の衝撃を緩和させます。


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フロント SRS エアバッグ 運転席 SRS エアバッグ/助手席 SRS エアバッグ (運転者と助手席乗員の頭や胸などへの衝撃を緩和)


SRS サイドエアバッグ& SRS カーテンシールドエアバッグ SRS サイドエアバッグ (フロント席乗員の胸などへの衝撃を緩和) SRS カーテンシールドエアバッグ (フロント席とリヤ外側席乗員の主に頭部への衝撃を緩和)


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1-7. 安全にお使いいただくために


運 転 す る 前 に


知識


■SRS エアバッグが作動すると


●SRS エアバッグとの接触により、打撲やすり傷などを受けることがありま


す。


●作動音とともに白いガスが発生します。 ●フロント席、フロントピラーやルーフサイドレールの一部分などだけでなく エアバッグ構成部品(ハンドルのハブ・エアバッグカバー・インフレーター) も数分間熱くなることがあります。エアバッグそのものも熱くなります。


●フロントウインドウガラスが破損することがあります。


■SRS エアバッグが作動するとき(フロント SRS エアバッグ)


●フロント SRS エアバッグは、衝撃の強さが設定値(移動も変形もしない固定 された壁に、約 20 〜 30 km/h の速度で正面衝突した場合の衝撃の強さに 相当する値)以上の場合に作動します。 ただし、次のような場合はエアバッグが作動する車速は設定値より高くなり ます。 ・ 駐車している車や標識のような衝撃によって移動や変形するものに衝突


した場合


・ もぐり込むような衝突の場合(例えば、車両前部がもぐり込む、下に入り


込む、トラックの下敷きになるなど)


●衝撃条件によってはシートベルトプリテンショナーのみ作動する場合があ


ります。


■SRS エアバッグが作動するとき (SRS サイドエアバッグ& SRS カーテンシールドエアバッグ) SRS サイドエアバッグと SRS カーテンシールドエアバッグは、衝撃の強さが 設定値(約 1.5t の車両が、約 20 〜 30 km/h の速度で客室へ直角に衝突し た場合の衝撃の強さに相当する値)以上の場合に作動します。


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1-7. 安全にお使いいただくために


■衝突以外で作動するとき


次のような状況で、車両下部に強い衝撃を受けたときも、フロント SRS エア バッグが作動する場合があります。


●縁石や歩道の端など、固いものにぶつ


かったとき


●深い穴や溝に落ちたり、乗りこえたとき ●ジャンプして地面にぶつかったり、道路


から落下したとき


■SRS エアバッグが作動しないとき(フロント SRS エアバッグ)


フロント SRS エアバッグは、側面や後方からの衝撃・横転・または低速での前 方からの衝撃では、通常は作動しません。ただし、それらの衝撃が前方への減 速を十分に引き起こす場合には、フロント SRS エアバッグが作動することがあ ります。


●側面からの衝突 ●後方からの衝突 ●横転


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1-7. 安全にお使いいただくために


■SRS エアバッグが作動しないとき (SRS サイド&カーテンシールドエアバッグ) 斜めから衝撃を受けた場合や、客室部分以外の側面に衝撃を受けたときには、 SRS サイド&カーテンシールドエアバッグが作動しない場合があります。


●客室部分以外の側面への衝撃 ●斜めからの衝撃


運 転 す る 前 に


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SRS サイド&カーテンシールドエアバッグは、前方や後方からの衝撃、横転、 または低速での側面からの衝撃では、通常は作動しません。


●前方からの衝突 ●後方からの衝突 ●横転


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■ トヨタ販売店に連絡が必要な場合


次のような場合には、修理・点検等が必要になります。できるだけ早くトヨタ 販売店へご連絡ください。 ●いずれかの SRS エアバッグがふくらんだとき


●フロント SRS エアバッグはふくらまな かったが、事故で車両の前部を衝突した とき、または破損・変形などがあるとき


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1-7. 安全にお使いいただくために


■ トヨタ販売店に連絡が必要な場合


次のような場合には、できるだけ早くトヨタ販売店へご連絡ください。 ●いずれかの SRS エアバッグがふくらんだとき


●SRS サイド&カーテンシールドエアバッ グはふくらまなかったが、事故でドア部 分を衝突したとき、または破損・変形な どがあるとき


●ハンドルのパッド部分やダッシュボード の助手席SRSエアバッグ付近が傷付いた り、ひび割れたり、その他の損傷を受け たとき


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●SRS サイドエアバッグが内蔵されている シート表面が傷付いたり、ひび割れたり、 その他の損傷を受けたとき


●SRS カーテンシールドエアバッグが内蔵 されているフロントピラー・リヤピラー 部・ルーフサイド部が傷付いたり、ひび 割れたり、その他の損傷を受けたとき


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1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■SRS エアバッグについて


運 転 す る 前 に


次のことを必ずお守りください。 お守りいただかないと、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。 ●運転者と乗員すべてがシートベルトを正しく着用してください。


SRS エアバッグはシートベルトを補助するためのものです。


●助手席 SRS エアバッグは強い力でふくらむため、特に乗員がエアバッグに近 付きすぎると、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあ ります。乗員が SRS エアバッグのふくらむ場所に近い場合は特に危険です。 シートの背もたれを調整して、シートをできるだけ SRS エアバッグから離 し、まっすぐに座ってください。


●お子さまがシートにしっかり座っていないと、SRS エアバッグのふくらむ衝 撃で重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。お 子さまが小さくてシートベルトが使用できないときは、チャイルドシートで しっかり固定してください。 お子さまはセカンドシートまたはサードシートに乗せ、チャイルドシートまた はシートベルトを着用させることをおすすめいたします。((cid:111)P. 115)


●シートの縁に座ったり、ダッシュボード


にもたれかかったりしない


●お子さまを助手席SRSエアバッグの前に 立たせたり、ひざの上に抱いたりしない ●運転者および助手席乗員は、ひざの上に


何も持たない


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1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■SRS エアバッグについて


●ドアやフロントピラー・センターピラー・ リヤピラー・ルーフサイドレールへ寄り かからない


●助手席では、ドアに向かってひざをつい


たり、窓から顔や手を出したりしない


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1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■SRS エアバッグについて


運 転 す る 前 に


●ダッシュボード・ハンドルのパッド部な どには何も取り付けたり、置いたりしな い


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●ドア・フロントガラス・ドアガラス・フ ロントピラー・センターピラー・リヤピ ラー・ルーフサイドレール・アシストグ リップなどには何も取り付けない (速度制限ラベルを除く (cid:111)P. 332)


●SRS サイドエアバッグがふくらむ場所を覆うようなシートアクセサリーを使 用しないでください。エアバッグが展開する際、アクセサリーが干渉するおそ れがあります。そのようなアクセサリーがエアバッグが正常に作動するのをさ またげ、システムを不能にしたり、またはエアバッグが誤って展開したりし て、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。 ●SRS エアバッグシステム構成部品の周辺は、強くたたくなど過度の力を加え


ないでください。 SRS エアバッグが正常に作動しなくなるおそれがあります。


●SRS エアバッグがふくらんだ直後は、構成部品が熱くなっているため、ふれ


ないでください。


●SRS エアバッグがふくらんだあとに、もし呼吸が苦しく感じたら、ドアやド アガラスを開けて空気を入れるか、安全を確認して車外に出てください。皮膚 の炎症を防ぐため、残留物はできるだけ早く洗い流してください。


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1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■SRS エアバッグについて


SRS エアバッグが収納されているパッド部およびフロントピラーガーニッシュ 部に傷が付いていたり、ひび割れがあるときは、そのまま使用せずトヨタ販売 店で交換してください。


■改造・廃棄について


トヨタ販売店への相談なしに、次の改造・廃棄をしないでください。 SRS エアバッグが正常に作動しなくなったり、誤ってふくらむなどして、重大 な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。 ●SRS エアバッグの取りはずし・取り付け・分解・修理 ●ハンドル・インストルメントパネル・ダッシュボード・シート・シート表皮・ フロントピラー・センターピラー・リヤピラー・ルーフサイドレール周辺の修 理・取りはずし・改造


●フロントフェンダー・フロントバンパー・車両客室側面部の修理、改造 ●グリルガード(ブルバー・カンガルーバーなど)・除雪装置・ウィンチなどの


取り付け


●サスペンションの改造 ●CD プレーヤー・無線機などの電化製品の取り付け


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1-7. 安全にお使いいただくために 子供専用シート


子供専用シートの固定機構を使用して、子供専用シートを固定するこ とができます。


知っておいていただきたいこと ● 車の仕様やお子さまの年齢・体格に合わせて、適切な子供専用シート


をお選びください。


● 子供専用シートの取り付け方法および取りはずし方は、それぞれの子


供専用シートに付属の取り扱い説明書をお読みください。


● この車は 2006 年 10 月 1日施行の保安基準に適合した ISOFIX 対応


チャイルドシート固定専用バーを標準装備しています。


運 転 す る 前 に


子供専用シートの適合性一覧表について ■ 質量グループについて


ECE R44 ※の基準に適合する子供専用シートはお子さまの体重によ り次の 5 種類に分類されます。 グループ 0 :10kg まで グループ 0+ :13kg まで グループⅠ :9 〜 18kg グループⅡ :15 〜 25kg グループⅢ :22 〜 36kg この本では代表的な次の3種類の子供専用シートをシートベルトで固 定する方法を紹介します。 ※ ECE R44 は、子供専用シートに関する国際法規です。


■ サイズ等級、固定具について


子供専用シートに表示される分類記号と、それにともなう取り付け器 具の記号になります。


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1-7. 安全にお使いいただくために


ベビーシート


ECE R44 基準のグループ 0、0+ に相当


チャイルドシート


ECE R44 基準のグループ 0+、Ⅰ に相当


ジュニアシート


ECE R44 基準のグループⅡ、Ⅲ に相当


116


1-7. 安全にお使いいただくために


運 転 す る 前 に


シート位置別子供専用シート適合性一覧表(シートベルトでの取り付け)


質量グループ


フロントシート


着席位置(または他の場所)


セカンドシート


6 人乗り車


7 人乗り車


(10kg まで)


0+


(13kg まで)



(9 〜 18kg)



(15 〜 25kg)



(22 〜 36kg)


質量グループ


(10kg まで)


0+


(13kg まで)



(9 〜 18kg)



(15 〜 25kg)



(22 〜 36kg)


助手席


×


×


前向き UF * 1, 2
うしろ向き ×


左右席


U * 3


U * 3


左右席


U * 3


U * 3


U * 2, 3


U * 2, 3


UF * 1, 2


U * 2, 3


U * 2, 3


UF * 1, 2


U * 2, 3


U * 2, 3


中央席


×


×


×


×


×


着席位置


(または他の場所)


サードシート


L1 * 2, 4


L1 * 2, 4


L1 * 2, 4


L2 * 2, 4


L2 * 2, 4


117


1-7. 安全にお使いいただくために


● 表に記入する文字の説明


U: この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの子


供専用シートに適しています。


UF: この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの前


向き子供専用シートに適しています。


L1: この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO G-Child baby」に


適しています。


L2: この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 ジュニアシート」に適し


ています。


×: 子供専用シートを取り付けることはできません。 * 1:フロントシートの背もたれを直立状態にする。


フロントシートをいちばんうしろに下げる。


* 2:子供専用シートを取り付ける際は、ヘッドレストをはずす。 * 3:セカンドシートの背もたれを直立状態にする。


セカンドシートをいちばんうしろに下げる。


* 4:サードシートの背もたれを子供専用シートが搭載できるところまで倒す。倒し


た状態で子供専用シートを搭載し、安定するところまで背もたれを起こす。


表に記載されていない子供専用シートを使用する場合は、子供専用シート製造業者また は販売業者にご相談ください。 子供専用シートの装着に際しては子供専用シートの取扱い説明書もご確認ください。


118


1-7. 安全にお使いいただくために


シート位置別子供専用シートの適合性一覧表 (ISOFIX 対応トップテザーアンカーでの取り付け)


質量グループ


サイズ 等級


B1


キャリコット


(10kg まで)


0+


(13kg まで)



(9 〜 18kg)



(15 〜 25kg)



(22 〜 36kg)


固定具


ISO/L1
ISO/L2


ISO/R1


ISO/R1
ISO/R2
ISO/R3
ISO/R2
ISO/R3
ISO/F2
ISO/F2X ISO/F3


(1)


(1)


車両 ISOFIX 位置


セカンドシート左右席


× ×


IL *


IL * IL * IL * × ×


IUF * , IL * IUF * , IL * IUF * , IL *


×


×


運 転 す る 前 に


119


1-7. 安全にお使いいただくために


● 表に記入する文字の説明


(1):サイズ等級表示(A から G)のない子供専用シートの各シート位置での ISOFIX 対応子供専用シート固定機構の取り扱いについては、子供専用シート製造業者 または販売業者にご相談ください。


IUF:この質量グループでの使用を許可された汎用(ユニバーサル)カテゴリーの


ISOFIX 対応の前向き子供専用シートに適しています。


IL: この質量グループでの使用を許可された「トヨタ純正 NEO G-Child ISO leg」


に適しています。


×: 子供専用シートを取り付けることはできません。 *: 子供専用シートを取り付ける際は、ヘッドレストをはずす。


セカンドシートをいちばんうしろに下げる。 セカンドシートの背もたれを子供専用シートが搭載できるところまで倒す。倒 した状態で子供専用シートを搭載し、安定するところまで背もたれを起こす。


子供専用シートの装着に際しては子供専用シートの取扱い説明書もご確認ください。


120


1-7. 安全にお使いいただくために


ISOFIX 子供専用シートのリスト


質量グループ


サイズ 等級 固定具


ISOFIX 子供専用シート カテゴリー


0 (10kg まで) E


ISO/R1 トヨタ純正 NEO G-Child


ISO leg


準汎用


準汎用


運 転 す る 前 に


トヨタ純正 NEO G-Child


ISO leg


トヨタ純正 NEO G-Child


ISO leg


準汎用


0+ (13kg まで)


Ⅰ(9 〜 18kg)


B1


知識


ISO/R1
ISO/R2
ISO/R3
ISO/F2
ISO/ F2X


ISO/F3


■ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーについて


この車に標準装備されている ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーは、 ECE R44 に適合している子供専用シートの取り付け専用です。それ以外のも のを使用することはできません。


■子供専用シートの選択・使用について


●お子さまに最適な子供専用シートについては、子供専用シート製造業者、ま


たは販売業者にご相談ください。


●お子さまが成長し、適切にシートベルトが着用できるようになるまでは、お


子さまに合った子供専用シートを使用してください。


●体が十分大きく、子供専用シートが不必要なお子さまは、セカンドシート、


またはサードシートに乗せて車のシートベルトを使用してください。


121


1-7. 安全にお使いいただくために


■ シートベルトで取り付けるタイプの子供専用シートの選択について 「シート位置別子供専用シート適合性一覧表」((cid:111)P. 117)を参照し、子供専用 シートを取り付け可能な位置と、対応する子供専用シートの種類(記号)をご 確認の上、適したものを選択してください。


■ECE R44 適合の ISOFIX 対応子供専用シートの選択について 「シート位置別子供専用シートの適合性一覧表」((cid:111)P. 119)を確認して、適切 なシートを選択してください。


手順 1


手順 2


お子さまの体重から、該当する「質量グループ」を確認する (例 1):体重が 12kg の場合、質量グループは「0+」になります。 (例 2):体重が 15kg の場合、質量グループは「Ⅰ」になります。 サイズ等級を選択する 手順 1
ます。※ (例 1):質量グループが「0+」の場合、サイズ等級は「C」・「D」・「E」


で確認した「質量グループ」から該当するサイズ等級を確認し


が該当します。


(例2): 質量グループが「Ⅰ」の場合、サイズ等級は「A」・「B」・「B1」・


「C」・「D」が該当します。


※ ただし、該当のサイズ等級でも適合性一覧表の「車両 ISOFIX 位置」に「×」と記 載されているものは選択できません。また、「IL」と記載されている場合は、「ISOFIX 子供専用シートのリスト」((cid:111)P. 121)で指定されている製品を使用してくださ い。


122


手順 3


1-7. 安全にお使いいただくために


子供専用シートに表示されているマーク/ ラベルを確認して、基準に適合したシート であることを確認する 汎用(ユニバーサル)子供専用シートには、 次に示すマーク・ラベル類が表示されてい ます。※ ※ 表示されている位置・記号などは、商品に


より異なります。


運 転 す る 前 に


ISOFIX 対応子供専用シートであること を示す表示 サイズ等級が示されています。(表示され る文字は、製品により異なります)


で確認したサイズ等級に適合し


手順 2
ているものを選択してください。


汎用(ユニバーサル)子供専用シートの 認可マーク UNIVERSAL は汎用品の認可であること をあらわし、併せて、対象となるお子さ まの体重の範囲が記載されています。


トップテザー((cid:111)P. 126)を示すマーク 商品の取り付け装置の位置により、意匠 は異なります。


123


1-7. 安全にお使いいただくために


■ISOFIX 対応子供専用シートの種類(サイズ等級別)


A-ISO/F3
B-ISO/F2


B1-ISO/F2X


C-ISO/R3
D-ISO/R2
E-ISO/R1
F-ISO/L1
G-ISO/L2


全高前向き幼児用チャイルドシート 低型前向き幼児用チャイルドシート 低型前向き幼児用チャイルドシート (B-ISO/F2 と別形状のもの) 大型うしろ向き幼児用チャイルドシート 小型うしろ向き幼児用チャイルドシート うしろ向き乳児用チャイルドシート 左向き位置用チャイルドシート(キャリコット) 右向き位置用チャイルドシート(キャリコット)


■助手席に子供専用シートを取り付けるとき


やむを得ず助手席に子供専用シートを取り付ける場合には、助手席シートを以 下のように調整し、子供専用シートを前向きに取り付けてください。


●背もたれを直立状態にする ●シートをいちばんうしろに下げる ●シートベルトの高さをいちばん低い位置


まで下げる


■ キャリコットについて


キャリコットは横向きに取り付けることのできるベビーシートのことです。 詳しくは子供専用シート製造業者または販売業者にお尋ねください。


124


1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■子供専用シートを使用しない場合


●子供専用シートを使用しないときであっても、シートに適切にしっかりと取り 付けた状態にしてください。ゆるめた状態で客室内に置くことは避けてくださ い。


●子供専用シートの取りはずしが必要な場合は、車両からはずして保管するか、


ラゲージルーム内に、容易に動かないように収納してください。


運 転 す る 前 に


125


1-7. 安全にお使いいただくために チャイルドシートの取り付け


シートベルトを正しく着用できない小さなお子さまを乗せるときは、 チャイルドシートをお使いください。お子さまの安全のために、チャ イルドシートはリヤシートに取り付けてください。 取り付け方法は、必ず商品付属の取扱書に従ってください。


シートベルトによる取り付け ((cid:111) P. 127)


ISOFIX 対応チャイルドシート 固定専用バー((cid:111) P. 128)


窓側のセカンドシートの座席に装 備されています。(固定専用バーが 装備されていることを示すタグが シートに付いています)


テザーベルト


トップテザーアンカー ((cid:111) P. 128)


テザーベルトを固定するときに使 います。 トップテザーアンカーは窓側のセ カンドシートの座席に装備されて います。


トップテザーアンカー


126


シートベルトで固定する


1-7. 安全にお使いいただくために


運 転 す る 前 に


チャイルドシートにシートベルト を取り付け、プレートをバックル に“カチッ”と音がするまで挿し 込む。ベルトがねじれていないよ うにする


チャイルドシートに付属の取扱書に 従い、シートベルトをチャイルドシー トにしっかりと固定させてください。


チャイルドシートにシートベルト の固定装置が備わっていない場合 は、ロッキングクリップ(別売)を 使用して固定する


ロッキングクリップの購入にあたっ ては、トヨタ販売店にご相談くださ い。(ロッキングクリップ 品番 : 73119-22010)


取り付け後はチャイルドシートを前後左右にゆすり、しっかりと固定さ れていることを確認してください。


127


1-7. 安全にお使いいただくために


ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バー&トップテザーアンカーで固定する


手順 1


ヘッドレストを取りはずす


手順 2


手順 3


128


シートをいちばんうしろまで移動 させたあと、チャイルドシートを 取り付けやすいように、リクライ ニングレバーを引きながら、背も たれを後方に倒す


固定専用バーの位置を確認して、 チャイルドシートをシートに取り 付ける


固定専用バーは、シートクッションと 背もたれのあいだにあります。


チャイルドシートの取り付け金具を チャイルドシート固定専用バーに取 り付けます。 取り付け方法は、それぞれの商品付属 の取扱書に従ってください。


チャイルドシートを取り付けた後、 背もたれおよびシートクッションと チャイルドシートのあいだにすき間 ができないよう、背もたれの角度を調 整します。


1-7. 安全にお使いいただくために


手順 4


テザーベルト


トップテザーアンカーにフックを 固定し、テザーベルトを締める


トップテザーアンカー


手順 5


テザーベルトをピンと張り、フックが しっかり固定されているか確認しま す。


取り付けたチャイルドシートを前 後左右にゆすり、確実に取り付け られていることを確認する


運 転 す る 前 に


129


1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■ チャイルドシートについて


●事故や急停止の際、効果的に保護するために、必ずお子さまの年齢や体の大き さに合ったシートベルトまたはチャイルドシートを使用してください。お子さ まを腕の中に抱くのはチャイルドシートの代わりにはなりません。事故の際、 お子さまがフロントウインドウガラスや乗員、室内の装備にぶつかり、重大な 傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。


●お子さまの年齢や体の大きさに合ったチャイルドシートを使用してリヤシー


トに取り付けてください。


●たとえチャイルドシートに座らせていても、ドアやシート、センターピラー・ リヤピラー、ルーフサイドレール付近にお子さまの頭や体のどの部分ももたれ かけないようにしてください。SRS エアバッグがふくらんだ場合、大変危険 であり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。 ●チャイルドシートによっては、取り付けができない、または取り付けが困難な 場合があります。必ずチャイルドシートに付属の取扱書をよくお読みの上、確 実に取り付け、使用方法をお守りください。使用方法を誤ったり、確実に固定 されていないと、急ブレーキや衝突時などに、重大な傷害におよぶか、最悪の 場合死亡につながるおそれがあります。


■ チャイルドシートを取り付けるときは


●お子さまをシートベルトで遊ばせないでください。万一ベルトが首に巻き付い た場合、窒息など重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれが あります。 誤ってそのような状態になってしまい、バックルからシートベルトがはずせな い場合は、ハサミなどでシートベルトを切断してください。


●シートベルトとバックルが固定されていて、ベルトがねじれていないか確認し


てください。


●チャイルドシートを前後左右にゆすって、しっかり固定されているか確認して


ください。


130


1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■ チャイルドシートを取り付けるときは


●運転席とチャイルドシートが干渉し、 チャイルドシートが正しく取り付けられ ない場合は、助手席側のリヤ席に取り付 けてください。


運 転 す る 前 に


BTO17AR011


●やむを得ず助手席にチャイルドシートを取り付ける場合には、チャイルドシー


トをうしろ向きに取り付けないでください。 うしろ向きに取り付けていると、事故などで助手席 SRS エアバッグがふくら んだとき、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま す。 助手席側のサンバイザーに、同内容のラベルが貼られています。併せて参照し てください。


131


1-7. 安全にお使いいただくために


警告


■ チャイルドシートを取り付けるときは


●やむを得ず助手席に前向きにチャイルド シートを取り付ける場合には、助手席 シートをいちばんうしろに下げて取り付 けてください。 助手席SRSエアバッグはかなりの速度と 力でふくらむので、お守りいただかない と、重大な傷害を受けたり、最悪の場合 死亡につながるおそれがあります。


BTO17AR013


●ジュニアシートを使用している場合は、肩部ベルトが常にお子さまの肩の中心 にくるようにしてください。ベルトを首から離すとともに肩から落ちないよう にしてください。お守りいただかないと事故や急ブレーキの際に重大な傷害や 死亡につながるおそれがあり危険です。


●ISOFIX 対応チャイルドシート固定専用バーを使用するときは、周辺に障害物


がないか、シートベルトが挟まっていないかなどを確認してください。


■ チャイルドシートを使用しないときは


●車両にチャイルドシートを搭載するときは、適切な方法で確実にシートに取り 付けてください。((cid:111)P. 127, 128)チャイルドシートを使用しない場合で も、シートにしっかり固定されていない状態で、客室内に置くことは避けてく ださい。


●チャイルドシートの取りはずしが必要な場合は、車両から降ろして保管する


か、ラゲージルーム内に収納し、しっかりと固定しておいてください。


132


運転するときに


2-1. 運転のしかた


運転にあたって ..................... 134
エンジン(イグニッション) スイッチ (スマートエントリー&スタート システム装着車)................. 144
エンジン(イグニッション) スイッチ (スマートエントリー&スタート システム非装着車)............. 151
オートマチック トランスミッション........... 154
方向指示レバー ..................... 159
パーキングブレーキ.............. 160
ホーン(警音器)................... 161


2-3. ランプのつけ方・ ワイパーの使い方 ランプスイッチ...................... 174
フロントフォグランプ スイッチ............................... 178
ワイパー & ウォッシャー (フロント)........................... 179
ワイパー & ウォッシャー (リヤ)................................... 182


2-4. その他の走行装置の使い方


4WD オートモード.............. 184
クルーズコントロール .......... 185
運転を補助する装置.............. 189


2-2. メーターの見方


2-5. さまざまな状況での運転


計器類..................................... 162
表示灯/警告灯 ..................... 167
ドライブモニター ................. 171


荷物を積むときの注意 .......... 194
寒冷時の運転.......................... 196


133


2-1. 運転のしかた 運転にあたって


安全運転を心がけて、次の手順で走行してください。 ■ エンジンをかける((cid:111)P. 145, 151) ■ 発進する 手順 1


ブレーキペダルを踏んだまま、シフトレバーを D にする ((cid:111)P. 154) パーキングブレーキを解除する((cid:111)P. 160) ブレーキペダルから徐々に足を離し、アクセルペダルをゆっ くり踏み発進する


手順 2


手順 3


■ 停車する 手順 1


手順 2


シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む 必要に応じて、パーキングブレーキをかける 長時間停車する場合は、シフトレバーをPまたはNにします。((cid:111)P. 154)


■ 駐車する 手順 1


シフトレバーは D のまま、ブレーキペダルを踏む シフトレバーを P にする((cid:111)P. 154) 坂道の途中で駐車をする場合は、必要に応じて輪止めを使用してくださ い。 パーキングブレーキをかける((cid:111)P. 160) エンジンを停止する


手順 2


手順 3


手順 4


スマートエントリー&スタートシステム装着車 “ エンジン スタート ストップ ”スイッチを OFF にします。 スマートエントリー&スタートシステム非装着車 エンジン スイッチを“ LOCK ”にします。


手順 5


キーを携帯していることを確認し、ドアを施錠する


134


2-1. 運転のしかた


上り坂の発進のしかた


手順 1


手順 2


手順 3


ブレーキペダルを踏んだまま、パーキングブレーキをしっかりか け、シフトレバーを D にする アクセルペダルをゆっくり踏む 車が動き出す感触を確認したら、パーキングブレーキを解除し発 進する


知識


■雨の日の運転について


●雨の日は視界が悪くなり、またガラスが曇ったり、路面がすべりやすくなっ


たりするので、慎重に走行してください。


●雨の降りはじめは路面がよりすべりやすいため、慎重に走行してください。 ●雨の日の高速走行などでは、タイヤと路面のあいだに水膜が発生し、ハンド ルやブレーキが効かなくなるおそれがあるので、スピードは控えめにしてく ださい。


■走行中のエンジン回転数について


以下の場合、走行中にエンジン回転数が高くなることがあります。これは走行 状況にあわせてシフトアップの制限、またはシフトダウンの実施を自動的に行 うためで、急加速を示すものではありません。 ●車両が上り坂、または下り坂を走行していると判断したとき ●アクセルペダルを離したとき ●スポーツモード選択時にブレーキペダルを踏んだとき


■運転標識の取り付け


磁石式の初心者運転標識や高齢者運転標識などを、樹脂バンパーやアルミボ デー部に取り付けることはできません。


運 転 す る と き に


135


2-1. 運転のしかた


■環境に配慮した運転をするには


環境に配慮した運転をしているとき、エコドライブインジケーターランプが点 灯します。必要以上にアクセルペダルを踏んだときや停車中は消灯します。 次の場合、エコドライブインジケーターランプは作動しません。 ●シフトポジションが D 以外のとき (パドルシフト装着車は、パドルシフト使用時) ●走行モードが通常走行モードまたはエコドライブモード以外のとき ●車速が約 100km/h 以上のとき


アナログメーター


オプティトロンメーター


136


2-1. 運転のしかた


運 転 す る と き に


警告


■発進するときは


ブレーキペダルをしっかり踏み込んだまま、シフトレバーを操作してください。 クリープ現象で車が動き出すのを防ぎます。


■運転するときは


●踏み間違いを避けるため、ブレーキペダルとアクセルペダルの位置を把握しな


い状態で運転しないでください。 ・ アクセルペダルをブレーキペダルと間違えて踏むと、車が急発進して思わ ぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合死亡につながるお それがあります。


・ 後退するときは体をひねった姿勢となるため、ペダルの操作がしにくくな


ります。ペダル操作が確実にできるよう注意してください。


・ 車を少し移動させるときも正しい運転姿勢をとり、ブレーキペダルとアク


セルペダルが確実に踏めるようにしてください。


・ ブレーキペダルは右足で操作してください。左足でのブレーキ操作は緊急


時の反応が遅れるなど、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。


●燃えやすいものの上を走行したり、可燃物付近に車を停めたりしないでくださ い。排気管や排気ガスは高温になり、可燃物が近くにあると火災になるおそれ があり危険です。


●シフトレバーを前進側のシフトポジションに入れたまま惰性で後退したり、R


に入れたまま惰性で前進することは絶対にやめてください。 エンジンが停止し、ブレーキの効きが悪くなったり、ハンドルが重くなったり して、思わぬ事故や故障の原因になるおそれがあります。


●車内で排気ガス臭に気づいたら、ドアガラスを開け、バックドアが閉まってい ることを確認してください。多量の排気ガスが眠気を招き事故の原因になるほ か、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。すみやかにトヨタ販 売店で点検整備を受けてください。


●車両が動いているあいだは、シフトレバーを P に入れないでください。


トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。


137


2-1. 運転のしかた


警告


●車両が前進しているあいだは、シフトレバーを R に入れないでください。


トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。


●車両が後退しているあいだは、シフトレバーを前進側のシフトポジションに入


れないでください。 トランスミッションにダメージを与えたり、車両のコントロールができなくな るおそれがあります。


●走行中にシフトレバーをNにすると、トランスミッションとエンジンの動力伝


達が解除され、エンジンブレーキが効かなくなります。


●通常走行時は、走行中にエンジンを停止しないでください。走行中にエンジン を停止してもハンドルやブレーキの操作は可能ですが、操作力補助が無くな り、ハンドルとブレーキの操作が困難になります。安全を確認した上で、すみ やかに道路脇に停車してください。 なお、通常の方法で車両を停止することができないような緊急時は、P. 357
を参照してください。


●急な下り坂では、エンジンブレーキを使用してスピードを下げてください。 フットブレーキを連続して使いすぎると、ブレーキがオーバーヒートして正常 に機能しなくなります。((cid:111)P. 154)


●坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、ブ


レーキペダルやパーキングブレーキを使用してください。


●走行中はハンドル、シート、ドアミラー、インナーミラーの調整をしないでく


ださい。 運転を誤り、思わぬ事故の原因となって重大な傷害や死亡のおそれがあり危険 です。


●重大な傷害や死亡のおそれがあるので、すべての同乗者が頭や手、その他の体


の一部を車から出さないようにしてください。


●オフロード走行をしないでください。


やむを得ずオフロードを走行するときは、慎重に運転してください。


138


2-1. 運転のしかた


運 転 す る と き に


警告


●渡河などの水中走行はしないでください。


電装品のショートやエンジンの破損など、重大な車両故障の原因になるおそれ があります。


●シートの上や付近に荷物を置いて走行しないでください。


急ブレーキ時や、旋回時などに荷物が飛び出したりして乗員にあたったり、荷 物を破損したり、荷物に気をとられたりして、思わぬ事故につながるおそれが あり危険です。


■ すべりやすい路面を運転するときは


●急ブレーキ・急加速・急ハンドルはタイヤがスリップし、車両の制御ができな


くなり、思わぬ事故につながるおそれがあり危険です。


●急激なアクセル操作、シフト操作によるエンジンブレーキやエンジン回転数の 変化は、車が横すべりするなどして、思わぬ事故につながるおそれがあり危険 です。


●水たまり走行後はブレーキペダルを軽く踏んでブレーキが正常に働くことを 確認してください。ブレーキパッドがぬれるとブレーキの効きが悪くなった り、ぬれていない片方だけが効いたりしてハンドルをとられ、思わぬ事故につ ながるおそれがあり危険です。


■ シフトレバーを操作するときは


アクセルペダルを踏み込んだまま操作しないように気を付けてください。 シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進し、思わぬ事故につな がるおそれがあり危険です。


■継続的にブレーキ付近から警告音(キーキー音)が発生したときは


できるだけ早くトヨタ販売店で点検を受け、ブレーキパッドを交換してくださ い。必要なときにパッドの交換が行われないと、ローターの損傷につながる場 合があります。 パッドやローターなどの部品は、役割を果たすと共に摩耗していきます。摩耗 の限界をこえて走行すると故障を引き起こすばかりでなく、事故につながるお それがあります。


139


2-1. 運転のしかた


警告


■停車するときは


●空ぶかしをしないでください。


シフトレバーが P または N 以外にあると、車が急発進して思わぬ事故につな がるおそれがあり危険です。


●長時間エンジンをかけたままにしないでください。どうしても必要な場合は、 開かれた場所に車を停め、排気ガスが車内に入ってこないことを確認してくだ さい。


●車が動き出すことによる事故を防ぐため、エンジン回転中は常にブレーキペダ


ルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。


●坂道で停車するときは、前後に動き出して事故につながるのを防ぐため、常に ブレーキペダルを踏み、必要に応じてパーキングブレーキをかけてください。 ●停車中に空ぶかしをしないでください。排気管が過熱し、可燃物が近くにある


と火災につながるおそれがあり危険です。


■駐車するときは


●炎天下では、メガネ、スプレー缶や炭酸飲料の缶などを車内に放置しないでく ださい。放置したままでいると、次のようなことが起こるおそれがあり危険で す。 ・ スプレー缶からガスがもれたり、出火する ・ プラスチックレンズ・プラスチック素材のメガネが、変形またはひび割れ


を起こす


・ 炭酸飲料の缶が破裂して車内を汚したり、電気部品がショートする原因に


なる


●ライターを車内に放置したままにしないでください。ライターを車内に落とし たままにしておくと、荷物を押し込んだりシートを動かしたときにライターの 操作部が誤作動し、火災につながるおそれがあり危険です。


●ウインドウガラスなどには吸盤を取り付けないでください。また、インストル メントパネルやダッシュボードの上に芳香剤などの容器を置かないでくださ い。吸盤や容器がレンズの働きをして、車両火災につながるおそれがあり危険 です。


140


2-1. 運転のしかた


運 転 す る と き に


警告


●シルバー色などの金属蒸着フィルムを曲面ガラスに貼った場合は、ドアやウイ ンドウを開けたまま放置しないでください。直射日光が曲面ガラスの内側に反 射し、レンズの働きをして火災につながるおそれがあり危険です。


●車から離れるときは、必ずパーキングブレーキをかけ、シフトレバーを P にし


てエンジンを停止し施錠してください。 エンジンがかかっているあいだは、車から離れないでください。 ●エンジン回転中または停止直後は排気管にふれないでください。


やけどをするおそれがあります。


●降雪時や雪が積もった場所では、エンジンをかけたままにしないでください。 まわりに積もった雪で排気ガスが滞留して車内に入り、重大な健康障害や死亡 に至るおそれがあり危険です。


■排気ガスについて


排気ガスには無色・無臭で有害な一酸化炭素 (CO) が含まれているため、排気ガ スを吸い込むと重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。 ●排気が悪い場所ではエンジンを停止してください。


特に車庫内など囲まれた場所では排気ガスが充満し、重大な健康障害や死亡に 至るおそれがあり危険です。


●排気管はときどき点検してください。排気管の腐食などによる穴や亀裂、およ び継ぎ手部の損傷、また、排気音の異常などに気づいた場合は必ずトヨタ販売 店で点検整備を受けてください。そのまま使用すると排気ガスが車内に侵入 し、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。


■仮眠するときは


必ずエンジンを停止してください。 エンジンをかけたまま仮眠すると、無意識にシフトレバーを動かしたり、アク セルペダルを踏み込んだりして、事故やエンジンの異常過熱による火災が発生 するおそれがあります。さらに、風通しの悪い場所に停めると、排気ガスが車 内に侵入し、重大な健康障害や死亡に至るおそれがあり危険です。


141


2-1. 運転のしかた


警告


■ ブレーキをかけるときは


●万一エンジンの停止などによりブレーキ倍力装置が機能しないときは、他の車 に近付いたりしないでください。また、下り坂や急カーブを避けてください。 この場合ブレーキは作動しますが、通常よりも強く踏む必要があります。また 制動距離も長くなります。ただちにブレーキの修理を受けてください。


●万一エンジンが停止したときは、ブレーキペダルをくり返し踏まないでくださ い。ペダルを踏むたびに、ブレーキのアシスト力の蓄えを使い切ってしまいま す。


●ブレーキシステムは2つの独立したシステムで構成されており、一方の油圧シ ステムが故障しても、もう一方は作動します。この場合、ブレーキペダルを通 常より強く踏む必要があり、制動距離が長くなります。ただちにブレーキの修 理を受けてください。


■万一脱輪したときは(4WD 車)


いずれかのタイヤが宙に浮いているときは、むやみに空転させないでください。 駆動系部品の損傷や車両の飛び出しによる思わぬ事故につながるおそれがあり ます。


注意


■運転中は


●運転中にアクセルペダルとブレーキペダルを同時に踏まないでください。アク セルペダルとブレーキペダルを同時に踏むと、駆動力を抑制する場合がありま す。


●坂道で停車するために、アクセルペダルを使ったり、アクセルペダルとブレー


キペダルを同時に踏んだりしないでください。


■駐車するときは


必ずシフトレバーを P にしてください。P にしておかないと、車が動き出した り、誤ってアクセルペダルを踏み込んだときに急発進するおそれがあります。


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2-1. 運転のしかた


注意

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